デイサービスの介護職に興味があっても、「レクが苦手だから無理かもしれない」「人前で話すのが得意ではない」「盛り上げ役になれないと働けないのでは」と不安に感じる人は少なくありません。
特にデイサービスは、入浴・食事・送迎だけでなく、体操やゲーム、制作活動などのレクリエーションがあるため、求人を見る段階で不安になる人もいるはずです。
ただ、デイサービスのレクは、芸人のように場を盛り上げる仕事ではありません。大切なのは、利用者さんが安全に、無理なく、少しでも楽しく過ごせるように支えることです。
この記事では、デイサービスのレクが苦手な人でも介護職として働けるのか、どんな場面でつまずきやすいのか、無理なく慣れるためのコツ、職場選びで確認したい注意点をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
・デイサービスのレクが苦手でも介護職はできるのか
・レクが苦手な人が不安になりやすい場面
・デイサービスで行われるレクの具体的な内容
・人前で話すのが苦手な人が慣れるためのコツ
・レクが負担になりにくい職場の選び方
・応募前や面接で確認しておきたいポイント
デイサービスのレクが苦手でも介護職はできる?
レクが得意でない介護職も実際には多い
デイサービスというと、明るく元気に司会をして、利用者さんを楽しませる仕事というイメージを持つ人もいます。
もちろん、レクを企画したり進行したりする場面はあります。しかし、すべての職員が最初からレクが得意なわけではありません。むしろ、**「人前で話すのは苦手」「何をすれば盛り上がるかわからない」**と感じながら働き始める人も多いです。
介護職に求められるのは、完璧な司会力ではありません。利用者さんの様子を見ながら、安全に参加できるように声をかけたり、無理に参加できない人に配慮したりする力です。
デイサービスのレクが苦手でも、介護職として働けないわけではありません。苦手な部分を理解したうえで、少しずつ慣れていけばよい仕事です。
最初に知っておきたいこと
デイサービスのレクは、職員が目立つための時間ではありません。
利用者さんが安心して過ごせる時間をつくるための介護業務の一部です。
レクだけがデイサービスの仕事ではない
デイサービスの介護職の仕事は、レクだけではありません。
主な業務には、次のようなものがあります。
・送迎や乗降介助
・健康チェックの補助
・入浴介助
・排泄介助
・食事やおやつの見守り
・体操や機能訓練の補助
・レクリエーションの準備や進行
・記録業務
・利用者さんとの会話や見守り
このように、デイサービスでは一日の中にさまざまな仕事があります。レクは大切な業務の一つですが、レクが苦手だからすべての仕事が向いていないと決めつける必要はありません。
たとえば、入浴介助が得意な人、送迎時の対応が丁寧な人、利用者さんの変化に気づきやすい人、記録を正確に書ける人など、職員によって得意分野は違います。
レクが苦手でも、ほかの場面で力を発揮できる可能性は十分にあります。
ただしレクを完全に避けられるとは限らない
デイサービスで働く以上、レクにまったく関わらずに働くのは難しい場合があります。
特に小規模なデイサービスでは、職員数が限られているため、日によっては全員でレクを担当することもあります。大規模な事業所でも、司会をしなくても準備や見守り、誘導などに関わる場面はあります。
そのため、応募前には「レクがあるかないか」ではなく、どの程度レクを担当するのかを確認することが大切です。
| 確認する内容 | 見るポイント |
|---|---|
| レクの担当頻度 | 毎日担当するのか、当番制なのか |
| 進行の有無 | 司会まで任されるのか、補助中心なのか |
| 企画の負担 | 職員が毎回考えるのか、既存の内容があるのか |
| 新人へのフォロー | 最初は見学や補助から始められるか |
| レクの雰囲気 | 盛り上げ重視か、落ち着いた活動中心か |
レクが苦手な人ほど、「どんなレクを、どのくらい担当するのか」を事前に聞いておくと安心です。
レクが苦手な人が不安になりやすい場面
人前で話すことにプレッシャーを感じる
デイサービスのレクで一番不安になりやすいのが、人前で話す場面です。
利用者さんの前に立って説明したり、ゲームの進行をしたり、体操の声かけをしたりする時に、緊張してしまう人は多いです。
特に未経験の場合は、介護の仕事そのものにも慣れていないため、レクの進行まで任されると負担に感じやすくなります。
ただ、人前で話すのが苦手でも、最初から一人で完璧に進行する必要はありません。多くの職場では、先輩職員のやり方を見ながら、少しずつ覚えていきます。
最初は、次のような関わり方でも十分です。
・道具を配る
・参加する利用者さんを席へ案内する
・隣で声かけをする
・拍手や相づちで雰囲気を支える
・参加が難しい人の見守りをする
レクは司会だけが仕事ではありません。進行する職員を支える役割も、利用者さんにとって大切な介護です。
盛り上げなければいけないと思い込みやすい
レクが苦手な人の中には、**「場を盛り上げないといけない」**と思い込みすぎてしまう人もいます。
たしかに、明るい雰囲気づくりはデイサービスで大切です。しかし、利用者さん全員が大きな声で笑ったり、にぎやかなゲームを好んだりするわけではありません。
静かに参加したい人もいれば、見ているだけで安心する人もいます。認知症の症状や身体の状態によっては、急な声かけや騒がしい雰囲気が負担になることもあります。
レクの目的は、無理に盛り上げることではなく、利用者さんに合った時間をつくることです。
考え方のポイント
「盛り上げる」よりも、
**「安心して参加できる雰囲気をつくる」**と考えると、レクへの苦手意識は少し軽くなります。
何を企画すればよいかわからない
デイサービスのレクでは、企画に悩むこともあります。
毎日同じ内容では飽きられてしまうのではないか、簡単すぎると失礼ではないか、難しすぎると参加できない人が出るのではないかと考えすぎてしまうことがあります。
特に未経験者にとっては、利用者さんの身体状況や認知機能、好みがまだわからないため、どのようなレクが合うのか判断しにくいものです。
この場合は、自分だけで考え込まず、先輩職員や生活相談員、機能訓練指導員などに確認することが大切です。
介護現場では、利用者さんの安全や尊厳に関わる判断を自己流で進めるのは避けた方がよいです。迷った時は、職場のルールや利用者さんの状態を確認しながら進めましょう。
反応が薄いと落ち込んでしまう
レクをしても、利用者さんの反応が薄いことがあります。
声をかけても返事が少なかったり、ゲームがあまり盛り上がらなかったりすると、「自分のやり方が悪かったのでは」と落ち込むかもしれません。
しかし、反応が薄い理由はさまざまです。
・体調がすぐれない
・疲れている
・耳が聞こえにくい
・内容が少し難しい
・人前で反応するのが苦手
・静かに見ている方が好き
・認知症の影響で理解に時間がかかる
利用者さんの反応だけで、自分のレクが失敗だったと決めつける必要はありません。
大切なのは、終わった後に「参加しにくい人はいなかったか」「危険な場面はなかったか」「次はどこを変えるとよいか」を振り返ることです。
デイサービスのレクでは実際にどんなことをする?
体操や口腔体操は多くのデイサービスで行われる
デイサービスでは、身体機能の維持や気分転換を目的として、体操を行うことがあります。
椅子に座ったままできる体操、音楽に合わせた簡単な運動、口腔体操などがよく行われます。
体操と聞くと難しく感じるかもしれませんが、職員が完璧に運動指導をするというより、利用者さんが安全に動けるように声をかける役割が中心です。
ただし、利用者さんの身体状況によっては、無理な動きが危険になる場合もあります。痛みがある人、麻痺がある人、転倒リスクが高い人などには配慮が必要です。
体操中に不安な様子がある場合は、自己判断で続けさせず、看護師や機能訓練指導員、上司に確認しましょう。
ゲームや脳トレは準備しやすい内容も多い
デイサービスのレクでは、ゲームや脳トレもよく行われます。
たとえば、次のような内容です。
・しりとり
・ことわざクイズ
・漢字クイズ
・季節の問題
・風船バレー
・輪投げ
・ボール送り
・ビンゴ
・カードを使ったゲーム
これらは、特別な話術がなくても進めやすいレクです。ルールがわかりやすく、準備物も少ないものから始めると、苦手な人でも取り組みやすくなります。
ただし、勝ち負けが強く出るゲームでは、利用者さんによっては悔しさや混乱につながることもあります。認知症の方が参加する場合は、ルールを簡単にする、職員がそばで補助するなどの工夫が必要です。
| レクの種類 | 苦手な人にとっての始めやすさ | 注意点 |
|---|---|---|
| クイズ | 進行しやすい | 難しすぎる問題は避ける |
| 体操 | 流れを覚えれば行いやすい | 無理な動きに注意する |
| 風船バレー | 盛り上がりやすい | 立ち上がりや転倒に注意する |
| 制作活動 | 落ち着いて進めやすい | 細かい作業が苦手な人への配慮が必要 |
| 歌 | 雰囲気を作りやすい | 好みや音量に配慮する |
レクが苦手な人は、まず進行しやすい内容から経験していくと、少しずつ慣れやすくなります。
制作レクは落ち着いた雰囲気で進めやすい
折り紙、塗り絵、季節の飾り作り、貼り絵などの制作レクは、にぎやかに盛り上げるよりも、利用者さんのペースに合わせて進めることが大切です。
そのため、人前で話すのが苦手な人でも比較的取り組みやすい場合があります。
制作レクでは、完成度を求めすぎないことが大切です。利用者さんによって手先の動かしやすさや理解力が違うため、同じ説明をしても進み方はそれぞれです。
職員は、できない部分を全部代わりにやるのではなく、本人ができるところを大切にしながら必要な部分を手伝います。
制作レクで大切な視点
きれいに作ることだけが目的ではありません。
手を動かすこと、季節を感じること、会話のきっかけができることも大切です。
利用者さんとの会話もレクの一部になる
レクというと、ゲームや体操を思い浮かべがちですが、利用者さんとの会話も大切な関わりです。
たとえば、季節の話、昔の仕事の話、好きな食べ物の話、家族の話、地域の話など、何気ない会話が利用者さんの楽しみになることもあります。
会話が得意でなくても、無理に面白い話をする必要はありません。
・相手の話を最後まで聞く
・ゆっくり返事を待つ
・否定せず受け止める
・聞き返す時はやさしく確認する
・聞かれたくなさそうな話題は無理に深掘りしない
こうした関わりも、デイサービスの大切な支援です。
レクが苦手な人でも、利用者さんの隣で落ち着いて話を聞けるなら、それは大きな強みになります。
レクが苦手な人が無理なく慣れるコツ
まずは「補助役」として流れを覚える
レクが苦手な人がいきなり司会を担当すると、緊張しすぎてしまうことがあります。
最初は、進行役ではなく補助役として参加し、全体の流れを覚えるところから始めるとよいです。
具体的には、次のような役割です。
・椅子やテーブルを準備する
・道具を配る
・利用者さんを誘導する
・聞こえにくい人に説明を補足する
・参加が難しい人のそばにつく
・片付けをする
補助役をしながら見ていると、先輩職員がどのように説明しているか、どのタイミングで声をかけているか、どんな時に注意しているかがわかってきます。
レクは、見て覚える部分も多い仕事です。最初から自分らしく進行しようとせず、まずは職場のやり方を知ることが大切です。
台本や定番フレーズを用意しておく
人前で話すのが苦手な人は、毎回その場で言葉を考えようとすると緊張しやすくなります。
その場合は、簡単な台本や定番フレーズを用意しておくと安心です。
たとえば、次のような言葉です。
・「今から〇〇を始めます」
・「無理のない範囲で参加してくださいね」
・「痛みがある方はすぐに教えてください」
・「わからない時は職員がそばでお手伝いします」
・「見るだけの参加でも大丈夫です」
・「最後までありがとうございました」
レクの進行は、上手な言葉を並べる必要はありません。利用者さんに伝わりやすい言葉で、ゆっくり話すことが大切です。
苦手な人向けの工夫
レクの前に「始まりの言葉」「説明」「終わりの言葉」を決めておくと、緊張しても進めやすくなります。
少人数の場面から経験する
いきなり大人数の前で進行するのが不安な場合は、少人数の場面から慣れていく方法もあります。
たとえば、数人だけで塗り絵をする時間、テーブルごとの脳トレ、個別の会話、体操前の声かけなどです。
小さな場面で経験を積むと、「この説明なら伝わりやすい」「この声かけだと参加してもらいやすい」と少しずつ感覚がつかめてきます。
レクが苦手な人ほど、最初から大きく成功しようとしないことが大切です。小さく試して、少しずつ慣れていく方が長続きしやすいです。
終わった後に一つだけ振り返る
レクが終わった後、反省点ばかり探すと疲れてしまいます。
「あれもできなかった」「もっと盛り上げればよかった」と考えすぎると、次のレクがますます怖くなります。
振り返る時は、一つだけで十分です。
・説明は聞こえやすかったか
・参加しにくそうな人はいなかったか
・危ない場面はなかったか
・準備物は足りていたか
・次回は何を少し変えるか
完璧を目指すより、次に一つ改善する意識の方が大切です。
介護の仕事は、経験しながら覚える部分が多いです。レクも同じで、最初から得意でなくても、繰り返すうちに自分なりの進め方が見えてきます。
レクが苦手な人に合いやすいデイサービスの特徴
レクの負担が一人に偏らない職場
レクが苦手な人にとって大切なのは、個人の得意不得意よりも、職場全体で支え合える体制があるかどうかです。
毎日一人でレクを考え、準備し、進行し、片付けまで担当するような職場では、苦手意識が強い人には負担が大きくなります。
一方で、当番制で担当を分けていたり、先輩職員と一緒に進行できたり、過去のレク案を使える職場であれば、未経験者でも慣れやすくなります。
| 職場の特徴 | レクが苦手な人への影響 |
|---|---|
| レク当番が決まっている | 予定がわかり準備しやすい |
| 先輩と一緒に担当できる | 一人で抱え込まずに済む |
| 過去のレク資料がある | 企画をゼロから考えなくてよい |
| 補助から始められる | 段階的に慣れやすい |
| 振り返りが責める雰囲気でない | 苦手意識が強くなりにくい |
応募前や面接では、レクの有無だけでなく、担当の仕組みを確認しておきましょう。
落ち着いた活動が多いデイサービス
デイサービスによって、レクの雰囲気はかなり違います。
にぎやかなイベントが多い事業所もあれば、体操や個別活動、制作、脳トレなどを中心に落ち着いて過ごす事業所もあります。
人前で盛り上げることが苦手な人は、落ち着いた活動が多いデイサービスの方が合いやすい場合があります。
見学できる場合は、レクの時間帯を見せてもらうと雰囲気がわかりやすいです。
確認したいのは、次のような点です。
・職員が大声で盛り上げる雰囲気か
・利用者さんが無理なく参加しているか
・見ているだけの人にも配慮があるか
・職員同士で協力しているか
・新人でも質問しやすそうか
レクが苦手な人にとって、職場の雰囲気はとても重要です。
教育体制がある職場は未経験者も安心しやすい
デイサービスの求人には「未経験歓迎」と書かれていることがあります。
ただし、未経験歓迎と書かれていても、教育体制が十分かどうかは職場によって違います。
レクが苦手な人は、介護業務とレクの両方に慣れる必要があるため、新人へのフォローがある職場を選ぶことが大切です。
応募前チェックリスト
□ レクは最初から一人で担当するのか
□ 新人は補助から始められるのか
□ レクのマニュアルや過去の資料はあるか
□ 体操やゲームの進め方を教えてもらえるか
□ 利用者さんごとの注意点を共有してもらえるか
□ 失敗した時に相談できる職員がいるか
□ 見学時に職員の雰囲気を確認できるか
教育体制がある職場では、苦手な業務も少しずつ覚えやすくなります。
逆に、初日から「見て覚えて」「すぐやって」と任される職場では、不安が強くなりやすいです。
仕事内容の範囲がはっきりしている職場
デイサービスでは、介護業務、送迎、レク、記録、掃除、雑務など、幅広い仕事があります。
職場によっては、介護職がレクの企画までしっかり担当する場合もあれば、生活相談員や専門の担当者が中心になって進める場合もあります。
仕事内容の範囲があいまいなまま入職すると、「思っていたよりレクの負担が大きい」と感じることがあります。
面接では、遠慮しすぎずに確認しておくことが大切です。
面接で聞きたい質問
「レクリエーションは職員全員で担当しますか?」
「未経験の場合、最初は補助から始められますか?」
「レクの内容は毎回職員が考えるのでしょうか?」
「体操やゲームの進行は、どのくらいの頻度で担当しますか?」
「レクが苦手な場合でも、先輩に相談しながら覚えられますか?」
聞き方は、苦手だから避けたいというより、入職後にきちんと覚えていくために確認したいという伝え方にすると自然です。
レクが苦手なまま働く時に気をつけたいこと
苦手を隠しすぎると一人で抱え込みやすい
レクが苦手なことを恥ずかしいと感じ、誰にも言わずに抱え込んでしまう人もいます。
しかし、苦手を隠しすぎると、いきなり一人で進行を任された時に強い負担になりやすいです。
もちろん、面接で「レクは絶対にやりたくありません」と伝えると、デイサービスの仕事との相性を不安に思われる可能性があります。
大切なのは、苦手だけで終わらせず、覚える姿勢も一緒に伝えることです。
たとえば、次のような伝え方です。
・「人前で話すことには少し緊張しますが、補助から経験して慣れていきたいです」
・「レクの企画経験はありませんが、先輩のやり方を学びながら取り組みたいです」
・「利用者さんが安心して参加できるように、声かけや準備から覚えたいです」
苦手なことを認めたうえで、前向きに慣れていく姿勢を見せることが大切です。
利用者さんの尊厳を守る視点を忘れない
レクでは、楽しく過ごすことだけでなく、利用者さんの尊厳を守ることも大切です。
たとえば、できないことを笑いにしたり、無理に参加させたり、子ども扱いのような声かけをしたりすると、利用者さんを傷つけてしまうことがあります。
特にゲームや脳トレでは、間違いが目立つ場面もあります。その時に、職員がどう声をかけるかで雰囲気は大きく変わります。
「違います」ではなく、「惜しいですね」「こちらもありますね」「一緒に考えてみましょう」といった声かけの方が安心しやすい場合があります。
注意したいこと
レクは楽しさだけでなく、利用者さんの尊厳や安全に関わる時間です。
迷った時は自己判断せず、上司や先輩職員に確認しましょう。
安全面の確認は必ず職場のルールに従う
レク中は、転倒やケガに注意が必要です。
特に、身体を動かすレクでは、立ち上がり、車椅子からの移動、手足の動き、疲労感などに気を配る必要があります。
不安な場合は、次のような点を確認しましょう。
・立って行う内容か、座って行う内容か
・転倒リスクが高い利用者さんは誰か
・麻痺や痛みがある人への配慮は何か
・車椅子のブレーキ確認は必要か
・体調不良時の対応はどうするか
・中止の判断は誰に相談するか
医療的な判断や身体機能に関わる判断は、介護職だけで決めず、看護師や機能訓練指導員、上司に確認することが大切です。
レクが苦手な人ほど、盛り上げることより安全確認を優先しましょう。
無理に明るいキャラを演じなくてもよい
デイサービスで働くには、明るく元気な性格でなければいけないと思う人もいます。
しかし、介護現場にはいろいろなタイプの職員がいます。明るく場を盛り上げる職員もいれば、落ち着いて利用者さんの話を聞く職員もいます。
大切なのは、無理にキャラを作ることではありません。
無理に明るく振る舞い続けると、疲れてしまいます。自分の性格を完全に変えようとするより、自分なりの関わり方を見つける方が長く続けやすいです。
たとえば、声が大きくなくても、利用者さんの近くでゆっくり話せる人は安心感を与えられます。盛り上げが得意でなくても、準備を丁寧にできる人はレクを支える力になります。
レクが苦手=介護職に向いていないではありません。どのような役割なら自分が力を出せるのかを考えることが大切です。
デイサービスのレクが苦手な人が応募前に確認したいこと
求人票だけで判断しない
求人票には、「レクリエーション」「イベント企画」「利用者様との交流」などと書かれていることがあります。
ただ、その一文だけでは、実際にどのくらい担当するのかはわかりません。
毎日レクの司会をするのか、週に数回当番があるのか、補助中心なのか、職場によって違います。
求人票だけを見て「自分には無理」と判断するのは早い場合もあります。反対に、「楽しそう」と思って入職したら、企画の負担が大きかったということもあります。
応募前には、可能であれば職場見学や面接で実際の様子を確認しましょう。
見学では職員の動きを見る
職場見学ができる場合は、利用者さんだけでなく職員の動きも見ておきましょう。
特に確認したいのは、レク中に職員が一人で抱えていないかどうかです。
進行役の職員だけが忙しく動き、ほかの職員があまり関わっていない職場では、担当者の負担が大きくなりやすいです。
逆に、進行する人、補助する人、見守る人、記録する人など、役割分担ができている職場は、未経験者でも慣れやすい可能性があります。
見学時には、次の点を見ておくと参考になります。
・職員同士が声をかけ合っているか
・利用者さんに無理な参加を促していないか
・困っている利用者さんへの対応が丁寧か
・新人らしき職員が質問しやすそうか
・レク後の片付けも協力しているか
レクそのものより、職場の雰囲気を確認することが大切です。
苦手な人ほど「小規模か大規模か」も確認する
デイサービスには、小規模な事業所もあれば、利用者数が多い大規模な事業所もあります。
小規模なデイサービスは、利用者さんとの距離が近く、落ち着いた雰囲気のところもあります。その一方で、職員数が少ないため、一人が担当する業務の幅が広くなることもあります。
大規模なデイサービスは、職員数が多く役割分担しやすい場合があります。ただし、レクの規模が大きく、人前で話す場面が多い職場もあります。
どちらが良いとは一概に言えません。大切なのは、自分が苦手に感じる部分と、その職場のやり方が合っているかです。
| 職場の規模 | 合いやすい可能性 | 注意点 |
|---|---|---|
| 小規模デイサービス | 落ち着いた関わりをしやすい | 一人の業務範囲が広い場合がある |
| 大規模デイサービス | 職員同士で役割分担しやすい | 大人数の前で進行する可能性がある |
| 半日型デイサービス | 機能訓練中心でレクが少ない場合がある | 入浴や食事がない場合もあり仕事内容が違う |
| 認知症対応型デイサービス | 個別性を大切にしやすい | 認知症ケアへの理解が必要 |
応募する前に、どのような利用者さんが多いのか、どんな一日の流れなのかも確認しておきましょう。
レク以外の業務も含めて判断する
デイサービスの仕事を選ぶ時は、レクだけで判断しないことも大切です。
レクが苦手でも、送迎の有無、入浴介助の量、排泄介助の頻度、記録の方法、残業の有無、人間関係など、働きやすさに関わる要素はたくさんあります。
レクが少ない職場でも、送迎が大きな負担になる場合があります。反対に、レクはあるけれど、教育体制が整っていて働きやすい職場もあります。
応募前に整理したいこと
□ レクの司会が不安なのか
□ 企画を考えることが不安なのか
□ 人前で話すことが苦手なのか
□ 利用者さんの反応が怖いのか
□ 送迎や入浴介助にも不安があるのか
□ どの業務なら少し頑張れそうか
自分が何に不安を感じているのかを整理すると、職場選びで確認すべきポイントが見えやすくなります。
まとめ:デイサービスのレクが苦手でも、働き方と職場選びで不安は減らせる
レクが苦手でも介護職をあきらめなくてよい
デイサービスのレクが苦手でも、介護職として働ける可能性は十分にあります。
レクはデイサービスの大切な業務ですが、職員が一人で盛り上げるためのものではありません。利用者さんが安全に、無理なく、安心して参加できるように支えることが目的です。
人前で話すことが苦手でも、補助役から始めたり、台本を用意したり、少人数の活動から経験したりすることで、少しずつ慣れていけます。
大切なのは、最初から得意になろうとしすぎないことです。
苦手な人ほど職場選びが大切
レクへの負担は、職場によって大きく変わります。
毎日一人で企画から進行まで担当する職場もあれば、当番制で協力しながら進める職場もあります。落ち着いた制作や体操が中心のデイサービスもあれば、イベントや盛り上げを重視する職場もあります。
だからこそ、求人票だけで判断せず、面接や見学で確認することが大切です。
特に、レクの担当頻度、進行の有無、新人へのフォロー、過去のレク資料の有無、職員同士の協力体制は確認しておきましょう。
無理に明るい人を演じる必要はない
デイサービスでは、明るく元気な職員だけが必要とされているわけではありません。
落ち着いて話を聞ける人、丁寧に準備できる人、利用者さんの小さな変化に気づける人も、現場では大切な存在です。
レクが苦手な人でも、自分なりの関わり方を見つければ、利用者さんの安心につながる働き方はできます。
ただし、どうしてもレクの負担が強すぎる職場で無理を続ける必要はありません。職場によって合う・合わないはあります。
この記事のまとめ
・デイサービスのレクが苦手でも介護職はできる可能性がある
・レクは盛り上げることだけが目的ではなく、安心して参加できる支援が大切
・最初は補助役、準備、声かけなどから慣れていけばよい
・レクの担当頻度や企画の負担は職場によって大きく違う
・応募前には見学や面接でレクの進め方を確認することが大切
・苦手を抱え込みすぎず、先輩や上司に相談しながら覚えていけばよい
デイサービスのレクに苦手意識があるからといって、すぐに介護職をあきらめる必要はありません。
ただし、「未経験歓迎」や「楽しそう」という印象だけで選ぶと、入職後にギャップを感じることがあります。
自分が何に不安を感じているのかを整理し、レクの負担や教育体制を確認したうえで、自分に合うデイサービスを選ぶことが大切です。


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