介護職として働いていると、「休んでいるはずなのに疲れが取れない」「連休が少ない」「希望休を出しづらい」と感じることがあります。
求人票では「月9日休み」「年間休日110日」などと書かれていても、実際に働いてみると、夜勤明けやシフトの組み方によって「休日が少ない」と感じる人も少なくありません。
介護職の休日が少ないと感じる理由は、単純に休みの日数だけではありません。シフト制、人手不足、夜勤明け、有給の取りづらさ、職場の雰囲気などが重なることで、心身が休まりにくくなることがあります。
この記事では、介護職の休日が少ないと感じる理由や、休みやすい職場を選ぶための確認ポイント、今の職場でできる対処法を解説します。
この記事でわかること
・介護職の休日が少ないと感じやすい理由
・「休日日数」と「休めている実感」がズレる原因
・休日が少ない職場で起こりやすい負担
・休みやすい介護職場を見分けるポイント
・今の職場で休日を増やしたい時の相談方法
・無理を続ける前に考えたい働き方の見直し方
介護職の休日が少ないと感じやすい背景
シフト制のため休みが分散しやすい
介護職は、土日祝日が固定で休みになる仕事とは違い、シフト制で働く職場が多いです。
入所施設では、利用者さんの生活は365日続いているため、職員も交代で勤務します。そのため、休み自体はあっても、曜日がバラバラになりやすく、生活のリズムを整えにくいことがあります。
たとえば、月に8〜9日の休みがあっても、次のようなシフトだと「しっかり休めた」と感じにくくなります。
・休みが1日ずつ飛び飛びになる
・連休がほとんどない
・早番、遅番、夜勤が続いて生活リズムが乱れる
・夜勤明けの翌日がすぐ勤務になる
・希望休を出しても通りにくい
介護職で休日が少ないと感じる人の中には、実際の日数だけでなく、休みの配置がつらいと感じている人も多いです。
休日があっても、疲れが抜ける前に次の勤務が来ると、心身は休まりません。その結果、「休みが少ない」「ずっと仕事をしている感じがする」と感じやすくなります。
人手不足で休み希望を出しづらいことがある
介護現場では、人手不足の影響で、希望休を出しづらい職場もあります。
もちろん、すべての職場がそうではありません。職員数に余裕があり、シフト調整がしっかりしている施設では、希望休や有給を取りやすいこともあります。
ただし、慢性的に人員が足りない職場では、次のような状況が起こりやすくなります。
・希望休を出すと申し訳ない雰囲気になる
・誰かが休むと他の職員に負担が偏る
・急な欠勤が出ると休日出勤を頼まれる
・有給を取りたいと言いづらい
・連休を希望しにくい
このような職場では、制度上は休みがあっても、実際には「休みたい」と言い出しにくくなります。
特に新人や未経験者の場合、「まだ仕事を覚えていないのに休みを希望していいのかな」と遠慮してしまうこともあります。しかし、休みを取ることはわがままではありません。無理を続けて体調を崩してしまうと、結果的に仕事を続けることが難しくなります。
大切な考え方
休みを希望することは、介護職として長く働くために必要な調整です。
「周りに迷惑をかけるから」と我慢し続けるのではなく、早めに相談できる職場かどうかが大切です。
夜勤明けを休日のように感じにくい
介護職で休日が少ないと感じる大きな理由の一つが、夜勤明けの扱いです。
夜勤明けは、勤務が朝に終わるため、カレンダー上ではその後の時間が自由に見えます。しかし実際には、夜通し働いた後なので、体はかなり疲れています。
夜勤明けの日にできることは限られます。
・帰宅後に寝て終わってしまう
・頭がぼんやりして予定を入れにくい
・生活リズムが崩れて夜に眠れない
・翌日の勤務に備えるだけで終わる
・家事や用事を済ませると休んだ気がしない
そのため、夜勤明けを「休み」と感じられない人は多いです。
求人票やシフト上では休日数が確保されていても、夜勤明けが多いと、実感としては休みが少なく感じます。特に夜勤回数が多い職場では、明けと休みのバランスを確認することが大切です。
休日の日数だけでなく「休める中身」を確認する
年間休日と月の休みを分けて見る
介護職の求人を見るときは、休日の多さを判断するために、まず年間休日を確認することが大切です。
ただし、年間休日だけを見ても、実際の働きやすさはわかりません。同じ年間休日でも、シフトの組み方によって休みやすさは大きく変わります。
たとえば、年間休日が同じでも、次のような違いがあります。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 年間休日 | 1年間で何日休めるか |
| 月の公休数 | 月8日、月9日、月10日などの目安 |
| 連休の取りやすさ | 2連休以上が定期的にあるか |
| 夜勤明けの扱い | 明けの翌日に休みがつくか |
| 有給取得 | 実際に使いやすい雰囲気があるか |
| 希望休 | 月に何日まで出せるか |
介護職で「休日が少ない」と感じるかどうかは、単に年間休日が何日かだけでなく、休みがどのように配置されるかによって変わります。
月9日休みでも、連休がほとんどなく、夜勤明けの翌日にすぐ勤務が入ると、疲れが残りやすくなります。一方で、月8日休みでも、希望休や連休を調整しやすい職場なら、負担が軽く感じることもあります。
数字だけで判断せず、自分の生活に合う休み方ができるかを確認しましょう。
夜勤明けと公休の関係を確認する
入所施設で働く場合は、夜勤明けと公休の関係を必ず確認しておきたいところです。
夜勤明けの翌日に休みが入る職場もあれば、明けの翌日に日勤が入ることがある職場もあります。もちろんシフト状況によって例外はありますが、基本的な組み方を知っておくことは大切です。
たとえば、次のような違いがあります。
| シフトの組み方 | 体への負担 |
|---|---|
| 夜勤 → 明け → 休み | 比較的回復しやすい |
| 夜勤 → 明け → 早番 | 生活リズムが乱れやすい |
| 夜勤 → 明け → 遅番 | 休める時間はあるが疲れが残りやすい |
| 夜勤が連続して多い | 睡眠不足や疲労が蓄積しやすい |
夜勤明けは、完全な休日とは違います。夜勤で働いた後の回復時間と考えた方が現実に近いです。
そのため、求人を見るときや面接を受けるときは、次のように確認するとよいでしょう。
面接で確認したい質問
「夜勤明けの翌日は休みになることが多いですか?」
「夜勤は月に何回くらいありますか?」
「夜勤に入るまでの期間や同行回数は決まっていますか?」
「シフトはどのくらい前に決まりますか?」
夜勤がある職場では、休日の少なさだけでなく、夜勤後に回復できるシフトかどうかが重要です。
有給が使いやすいかも大切な判断材料
休日が少ないと感じる場合、公休だけでなく有給休暇の使いやすさも大切です。
有給は制度としてあっても、職場の雰囲気によっては取りにくいことがあります。特に介護職では、シフト制のため「自分が休むと誰かが出勤しなければならない」と感じてしまい、申請をためらう人もいます。
しかし、有給を使うことは働く人の権利です。体調管理、家庭の用事、リフレッシュのためにも、計画的に使える職場の方が長く働きやすくなります。
有給の取りやすさを見るときは、次の点を確認しましょう。
・有給取得率を教えてもらえるか
・希望休と有給を組み合わせられるか
・急な体調不良の時に休める体制があるか
・職員同士で休みを責め合う雰囲気がないか
・上司が休みの相談に応じてくれるか
求人票に「有給あり」と書かれていても、実際に使いやすいかは別の問題です。面接や職場見学で、職員の表情や雰囲気も見ておくと判断しやすくなります。
介護職の休日が少ないと感じる職場で起こりやすい負担
疲れが抜けず仕事中の集中力が落ちる
休日が少ない、または休んでも疲れが取れない状態が続くと、仕事中の集中力が落ちやすくなります。
介護の仕事では、移乗介助、入浴介助、排泄介助、服薬確認の声かけ、見守りなど、利用者さんの安全に関わる場面が多くあります。疲れがたまっていると、普段なら気づける小さな変化を見落としやすくなることがあります。
たとえば、次のような状態には注意が必要です。
・申し送りの内容が頭に入りにくい
・記録のミスが増える
・利用者さんへの声かけが雑になってしまう
・物品の準備忘れが増える
・転倒リスクへの注意が薄れる
・イライラしやすくなる
これは本人のやる気がないからではなく、疲労がたまっているサインかもしれません。
介護職は「気合いで乗り切る」だけでは続きにくい仕事です。疲れが抜けない状態が続くと、利用者さんの安全にも、自分の健康にも影響します。
注意したいサイン
「最近ミスが増えた」「休みの日も寝て終わる」「出勤前に強い憂うつ感がある」
こうした状態が続く場合は、休日の取り方や働き方を見直すタイミングかもしれません。
家庭や私生活との両立が難しくなる
介護職で休日が少ないと感じると、仕事以外の生活にも影響が出やすくなります。
特にシフト制の場合、家族や友人と休みが合わないことがあります。土日休みの人と予定を合わせにくく、連休も少ないと、旅行やまとまった用事を入れにくくなります。
また、家庭がある人の場合は、次のような悩みが出やすいです。
・子どもの行事に参加しづらい
・家族との時間が取りにくい
・家事が休日に集中して休めない
・通院や役所の用事を入れにくい
・友人との予定が合わず孤独感が出る
介護職は人を支える仕事ですが、自分の生活が崩れてしまうと、長く続けることが難しくなります。
仕事を優先しすぎて私生活が犠牲になっていると感じる場合は、シフトの相談や職場変更も含めて考えてよいでしょう。
「介護職だから休めなくて当然」と考えすぎる必要はありません。施設や事業所によって、休みの取りやすさは大きく違います。
休みにくい雰囲気がストレスになる
休日が少ないと感じる原因には、日数だけでなく職場の雰囲気も関係します。
同じ月9日休みでも、希望休を出しやすい職場と、出すだけで気を遣う職場では、精神的な負担が違います。
休みにくい職場では、次のような空気があることがあります。
・「みんな我慢しているから」と言われる
・休む人に対して陰口が出る
・有給を申請すると理由を細かく聞かれる
・体調不良でも出勤するのが当たり前になっている
・人手不足を理由に休みの相談が後回しにされる
このような雰囲気があると、実際には休みがあっても、心から休みにくくなります。
介護職はチームで働く仕事なので、周りへの配慮は大切です。ただし、配慮と我慢は違います。必要な休みを取れない状態が続くと、心身の負担は大きくなります。
休みの相談をした時に、上司がどう受け止めてくれるかも、職場の働きやすさを判断する大きなポイントです。
休みやすい介護職場を選ぶための確認ポイント
求人票では年間休日だけを見ない
休みやすい職場を選ぶには、求人票の「年間休日」だけで判断しないことが大切です。
もちろん、年間休日は重要な情報です。しかし、それだけでは実際の休みやすさは見えません。
求人票では、次の項目も合わせて確認しましょう。
| 求人票で見る項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 年間休日 | 何日休めるか |
| 休日制度 | 週休2日制か、月何日休みか |
| シフト提出 | 希望休をいつまでに出すか |
| 希望休 | 月に何日まで出せるか |
| 有給休暇 | 取得実績があるか |
| 夜勤回数 | 月何回程度か |
| 残業時間 | 休日に疲れを残しにくいか |
| 職員配置 | 欠員時に無理な出勤がないか |
特に注意したいのは、「週休2日制」と「完全週休2日制」の違いです。表現によって休みの取り方が異なる場合があるため、わからない時は面接で確認しましょう。
また、「年間休日が多い」と書かれていても、夜勤明けや有給取得の実態によっては、思ったほど休めないこともあります。
応募前の確認ポイント
□ 年間休日だけでなく月の公休数も確認した
□ 希望休の出し方を確認した
□ 夜勤明けの翌日の扱いを聞いた
□ 有給の取得実績を確認した
□ 残業や休日出勤の頻度を聞いた
□ 職場見学で職員の雰囲気を見た
求人票は大切な判断材料ですが、すべてを教えてくれるわけではありません。面接や見学で具体的に質問することが、後悔を減らすポイントです。
施設形態によって休み方は変わる
介護職といっても、働く場所によって休み方は違います。
特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、訪問介護など、それぞれ勤務時間やシフトの特徴があります。
たとえば、入所施設は夜勤があることが多く、土日祝日も交代勤務になります。一方で、デイサービスは日曜休みの事業所もあり、夜勤がない場合が多いです。ただし、送迎やレクリエーション準備など別の忙しさがあります。
施設形態ごとの休日の傾向は、次のように考えるとわかりやすいです。
| 職場の種類 | 休日の特徴 |
|---|---|
| 特養・老健 | シフト制で夜勤あり。連休は職場による |
| 有料老人ホーム | 施設により差が大きい。夜勤回数も確認が必要 |
| グループホーム | 少人数だが職員数が少ないと休み調整が難しいこともある |
| デイサービス | 日曜休みの職場もある。日勤中心で生活リズムは整えやすい |
| 訪問介護 | 登録型・常勤で働き方が違う。土日対応の有無を確認したい |
「介護職は休日が少ない」と一括りに考える必要はありません。働く場所によって、休日の取りやすさや生活リズムはかなり変わります。
夜勤や不規則勤務がつらい人は、日勤中心の職場を検討するのも一つの方法です。反対に、夜勤手当を重視したい人は、夜勤後の休みの取り方をしっかり確認しましょう。
面接では遠慮せず具体的に聞く
休みについて面接で聞くのは、悪いことではありません。
「休みのことばかり聞いたら印象が悪いのでは」と不安になる人もいますが、働き方を確認することは大切です。むしろ、休み方を確認せずに入職してしまうと、後から「思っていた働き方と違った」と感じやすくなります。
聞き方に気をつければ、印象を悪くせずに確認できます。
たとえば、次のように聞くとよいでしょう。
面接で聞きたい質問例
「シフトはどのくらい前に決まりますか?」
「希望休は月に何日くらい出せますか?」
「連休を取ることは可能でしょうか?」
「有給はどのような形で申請されていますか?」
「急な欠勤が出た場合、休日出勤になることはありますか?」
「夜勤明けの翌日は休みになることが多いですか?」
大切なのは、「休みたいです」と一方的に伝えるのではなく、働き方を理解するために確認する姿勢で聞くことです。
もし休みに関する質問をしただけで嫌な顔をされたり、あいまいにごまかされたりする場合は、入職後も相談しにくい職場かもしれません。
今の職場で休日が少ないと感じた時の対処法
まずはシフトのどこがつらいのか整理する
今の職場で休日が少ないと感じる場合、いきなり「辞めるしかない」と考える前に、何が一番つらいのか整理してみましょう。
休日の悩みは、人によって原因が違います。
・休みの日数そのものが少ない
・連休がないことがつらい
・夜勤明けが多くて休んだ気がしない
・希望休が通らない
・有給を使えない
・休日出勤を頼まれる
・休みの日も仕事の疲れで何もできない
原因がはっきりすると、相談の仕方も変わります。
たとえば、「休日が少ないです」と伝えるよりも、「夜勤明けの翌日に早番が入ると体力的にきついです」「月に1回だけでも連休を作れないでしょうか」と具体的に伝えた方が、上司も調整しやすくなります。
整理しておきたいこと
□ つらいのは休みの日数か、シフトの並びか
□ 夜勤明け後に回復できているか
□ 希望休はどのくらい通っているか
□ 有給を使えているか
□ 休日出勤がどのくらいあるか
□ 体調や睡眠に影響が出ていないか
自分の状態を整理することは、相談する時にも、転職を考える時にも役立ちます。
上司に相談する時は希望を具体的に伝える
休日のことで悩んでいる場合は、まず直属の上司に相談することが現実的です。
ただし、忙しい現場では「休みを増やしてください」だけでは、すぐに対応してもらえないこともあります。相談する時は、自分がどのように働きたいのかを具体的に伝えましょう。
たとえば、次のような伝え方があります。
・「夜勤明けの翌日はできれば休みにしていただきたいです」
・「月に1回は2連休を取れるように相談できますか」
・「家庭の都合で、この曜日はできるだけ休みにしたいです」
・「最近疲れが抜けにくく、シフトの組み方を相談したいです」
・「有給を計画的に使いたいのですが、申請方法を教えてください」
感情的に不満をぶつけるよりも、困っている状況と希望をセットで伝える方が話し合いやすくなります。
また、相談した内容はメモしておくと安心です。いつ、誰に、何を相談したかを残しておくことで、後から状況を整理しやすくなります。
相談時のポイント
「休みが少ないので無理です」と伝えるより、
「このシフトの並びだと疲労が残るため、月に1回でも連休を作れないか相談したいです」
と伝える方が、具体的な調整につながりやすくなります。
体調に影響が出ているなら早めに動く
休日が少ない状態が続き、体調に影響が出ている場合は、早めに対応することが大切です。
介護職は責任感の強い人ほど、「自分が休むと迷惑をかける」と考えて無理をしがちです。しかし、体調を崩してしまうと、働き続けること自体が難しくなります。
次のような状態が続く場合は、注意が必要です。
・休日も寝込んでしまう
・出勤前に強い不安や憂うつがある
・睡眠不足が続いている
・食欲が落ちている
・仕事中にぼーっとすることが増えた
・小さなことで涙が出る、イライラする
・腰痛や肩こりなど身体の不調が悪化している
このような時は、上司への相談だけでなく、必要に応じて医療機関や専門機関に相談することも大切です。体調に関わる判断は自己判断だけで抱え込まず、医師や専門職に確認しましょう。
また、職場内で相談しづらい場合は、家族や信頼できる人、転職エージェント、労働相談窓口など外部に相談する方法もあります。
無理を続けることが「責任感」ではありません。長く働くためには、休む判断も必要です。
休日を重視する人に合いやすい働き方
日勤のみの職場は生活リズムを整えやすい
介護職で休日が少ないと感じる人は、日勤のみの職場を検討するのも一つの方法です。
日勤のみの職場では、夜勤がないため生活リズムを整えやすくなります。特に、夜勤明けで休日がつぶれる感覚がつらい人には、負担を減らしやすい働き方です。
日勤のみで働ける職場には、次のような例があります。
・デイサービス
・デイケア
・訪問介護
・一部の有料老人ホーム
・病院や施設の入浴専門業務
・介護施設のパート勤務
ただし、日勤のみだから必ず楽というわけではありません。デイサービスでは送迎やレクリエーション、入浴介助が忙しいことがあります。訪問介護では移動時間や一人で判断する場面に不安を感じる人もいます。
大切なのは、休日だけでなく仕事内容も合わせて確認することです。
日勤のみを選ぶ時の確認ポイント
□ 土日休みか、日曜のみ休みか
□ 祝日は営業しているか
□ 送迎業務があるか
□ 入浴介助の頻度は多いか
□ 残業はどのくらいあるか
□ パートから正社員への変更は可能か
日勤のみは、家庭や私生活との両立を重視したい人に合いやすい働き方です。
パートや派遣で休み方を調整する方法もある
正社員として働いていて休日が少ないと感じる場合、パートや派遣という働き方を考える人もいます。
パートは勤務日数や時間を相談しやすい場合があり、家庭や体調に合わせて働きやすいことがあります。派遣は契約条件が明確になりやすく、勤務日数やシフトの希望を事前に伝えやすい点があります。
ただし、どちらにも注意点があります。
| 働き方 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 正社員 | 収入や福利厚生が安定しやすい | シフトや休日の自由度が低いことがある |
| パート | 勤務日数を調整しやすい | 収入や賞与が少なくなる場合がある |
| 派遣 | 条件を決めて働きやすい | 契約更新や職場変更の可能性がある |
| 夜勤専従 | 少ない出勤日数で稼げる場合がある | 生活リズムへの負担が大きい |
休日を重視するなら、収入とのバランスも考える必要があります。
「休みを増やしたいけれど、収入は大きく下げたくない」という場合は、夜勤の有無、資格手当、処遇改善手当、残業時間なども含めて比較しましょう。
働き方を変えることは逃げではありません。自分が無理なく続けられる形を選ぶことも、介護職を長く続けるための大切な判断です。
土日休みを希望するなら職場選びが重要
介護職で土日休みを希望する場合は、職場選びがかなり重要です。
入所施設では、土日祝日も利用者さんの生活支援があるため、完全に土日休みにするのは難しいことがあります。一方で、デイサービスや一部の訪問介護事業所では、日曜休みや土日休みの求人が見つかることもあります。
土日休みを希望する場合は、求人票で次の点を確認しましょう。
・施設形態は入所系か通所系か
・日曜定休か、土日定休か
・祝日は営業しているか
・年末年始の休みはあるか
・行事や研修で休日出勤があるか
・子育て中の職員が働きやすいか
また、面接では「土日休み希望です」と伝えるだけでなく、「家庭の都合で土日の勤務が難しい日があります」など、理由と希望を具体的に伝えるとよいでしょう。
ただし、土日休みの求人は人気があるため、給与や仕事内容とのバランスを見る必要があります。休日だけで選ぶと、仕事内容や人間関係でミスマッチが起こることもあります。
休日、収入、仕事内容、通勤時間、人間関係のどれを優先するのか、自分の中で整理しておくと選びやすくなります。
無理なく続けるために休日との向き合い方を見直す
「休みが少ない」と感じる自分を責めない
介護職で休日が少ないと感じても、自分を責める必要はありません。
介護の仕事は、身体的にも精神的にも負担がかかりやすい仕事です。利用者さんの安全に気を配り、認知症対応や身体介助、記録、申し送り、家族対応など、多くの業務があります。
そのため、同じ休日数でも、事務職や他の仕事と比べて疲れ方が違うと感じることもあります。
「みんな頑張っているから自分も我慢しなきゃ」と思いすぎると、限界に気づきにくくなります。
休日が少ないと感じるのは、甘えではなく、今の働き方が自分の体力や生活に合っていないサインかもしれません。
考えておきたいこと
介護職を続けるためには、頑張ることだけでなく、休み方を整えることも大切です。
無理を続けるより、働き方を見直す方が長く続けやすくなる場合があります。
すぐに辞める前に比較してみる
休日が少ないと感じると、「もう辞めたい」と思うこともあるかもしれません。
その気持ちを否定する必要はありません。ただし、すぐに退職を決める前に、今の職場の何がつらいのか、他の職場なら改善できるのかを比較してみることが大切です。
比較するときは、次のような視点で考えてみましょう。
| 比較する項目 | 今の職場で確認すること |
|---|---|
| 休日数 | 月に何日休めているか |
| 連休 | 2連休以上が取れているか |
| 希望休 | どのくらい通っているか |
| 有給 | 実際に使えているか |
| 夜勤 | 回数や明け後の休みは適切か |
| 残業 | 休日に疲れを残す原因になっていないか |
| 人間関係 | 休みの相談をしやすいか |
もし、今の職場だけが極端に休みにくい場合は、職場を変えることで改善する可能性があります。
一方で、介護職全体に共通する部分もあります。入所施設であれば土日祝日勤務がある、シフト制で休みが不規則になるなどは、ある程度避けにくい面もあります。
だからこそ、「介護職を辞めるか」だけでなく、「施設形態を変えるか」「雇用形態を変えるか」「夜勤のない働き方にするか」という視点で考えることが大切です。
休みやすい職場は職員を大切にしている
休みやすい職場は、単に休日数が多いだけではありません。
職員が無理なく働けるように、シフト作成や人員配置、相談体制を整えている職場は、結果的に長く働きやすい傾向があります。
休みやすい職場には、次のような特徴があります。
・希望休のルールが明確
・有給を使うことに否定的でない
・シフトが早めに出る
・急な欠勤時の対応が決まっている
・夜勤明け後の休みを配慮している
・職員同士で休みを責め合わない
・上司に相談しやすい
・残業や休日出勤が常態化していない
こうした職場は、職員の生活や体調を大切にしている可能性が高いです。
介護職は、利用者さんを支える仕事です。しかし、職員自身が疲れ切っていては、よいケアを続けることは難しくなります。
自分の休日や体調を大切にすることは、利用者さんへのケアを大切にすることにもつながります。
まとめ
介護職で休日が少ないと感じる理由は、休みの日数だけではありません。
シフト制で休みが分散すること、夜勤明けが休みに感じにくいこと、人手不足で希望休や有給を取りづらいことなど、さまざまな要因が重なって「休めていない」と感じやすくなります。
特に介護職は、身体介助や認知症対応、記録、申し送りなど、気を張る場面が多い仕事です。休日があっても疲れが抜けない場合は、シフトの組み方や職場環境を見直す必要があります。
休みやすい職場を選ぶためには、求人票の年間休日だけでなく、希望休、有給取得、夜勤明けの扱い、連休の取りやすさ、職場の雰囲気まで確認することが大切です。
今の職場で休日が少ないと感じる場合は、まず何がつらいのかを整理し、上司に具体的に相談してみましょう。それでも改善が難しい場合は、日勤のみ、パート、派遣、デイサービス、訪問介護など、別の働き方を検討するのも一つの方法です。
この記事のまとめ
・介護職の休日が少ないと感じる原因は、日数だけでなくシフトの組み方にもある
・夜勤明けは完全な休日とは感じにくく、疲労が残りやすい
・求人票では年間休日だけでなく、希望休や有給の取りやすさも確認する
・休みやすい職場は、シフトのルールや相談体制が整っていることが多い
・休日が少なく体調に影響が出ている場合は、早めに上司や専門機関へ相談する
・無理を続ける前に、施設形態や雇用形態を見直すことも大切
介護職は大変な面もありますが、職場や働き方によって負担は大きく変わります。
「休日が少ない」と感じているなら、自分の我慢が足りないと考えるのではなく、今の働き方が自分に合っているかを見直してみてください。休み方を整えることは、介護職として長く働くための大切な準備です。


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