介護職の夜勤は月何回が普通?回数の目安と無理なく働く職場選びを解説

介護職の夜勤明けの過ごし方とは?疲れを残さない休み方と注意点を解説 6-1.夜勤の悩み

介護職の夜勤について調べている人の中には、「月に何回くらい入るのが普通なのか」「夜勤が多すぎる職場は避けたほうがいいのか」「自分の体力で続けられるのか」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

介護職の夜勤回数は、施設の種類、雇用形態、勤務体制、人員配置によって大きく変わります。月4回前後の職場もあれば、月6回以上入る職場もあります。夜勤専従の場合は、さらに回数が多くなることもあります。

ただし、夜勤は回数だけで判断すると失敗しやすい働き方です。同じ月5回でも、夜勤時間、休憩の取りやすさ、仮眠の有無、夜勤明けの扱い、職員体制によって負担感は大きく変わります。

この記事では、介護職の夜勤は月何回くらいが目安なのか、回数が多い職場で起こりやすい負担、無理なく働くための職場選びのポイントを解説します。

この記事でわかること

・介護職の夜勤は月何回くらいが目安なのか
・夜勤回数が職場によって違う理由
・月4回、月5〜6回、月7回以上の負担感の違い
・夜勤回数だけで求人を判断しないほうがよい理由
・夜勤が不安な人が面接で確認すべきこと
・無理なく夜勤を続けやすい職場の選び方

  1. 介護職の夜勤は月何回くらいが目安なのか
    1. 一般的には月4〜6回前後が多い
    2. 月4回でも楽とは限らない
    3. 月6回を超えると生活リズムに影響しやすい
    4. 夜勤専従は月8回以上になることもある
  2. 夜勤回数が職場によって変わる理由
    1. 施設の種類によって夜勤の役割が違う
    2. 2交代制か3交代制かで負担が変わる
    3. 人手不足の職場では夜勤が増えやすい
    4. 夜勤者の人数でも大変さは変わる
  3. 月何回なら無理なく働きやすいのか
    1. 未経験なら最初は少なめから慣れるほうが安心
    2. 月4回前後は生活とのバランスを取りやすい
    3. 月5〜6回は人によって負担が分かれやすい
    4. 月7回以上は慎重に判断したい
  4. 夜勤回数だけで求人を判断しないほうがよい理由
    1. 同じ月5回でも勤務時間が違う
    2. 休憩や仮眠が取れるかで疲れ方が変わる
    3. 夜勤手当が高くても負担が大きい場合がある
    4. 夜勤の多さは人間関係にも影響することがある
  5. 夜勤が多い職場で起こりやすい負担
    1. 睡眠リズムが乱れやすくなる
    2. 夜勤明けの疲れが抜けにくくなる
    3. 利用者さんへの対応に余裕がなくなることがある
    4. 体調不良が続く場合は相談が必要
  6. 無理なく働ける夜勤あり職場の選び方
    1. 求人票では夜勤回数の書き方を見る
    2. 面接では平均回数と最大回数を聞く
    3. 未経験者は夜勤開始までの流れを確認する
    4. 職場見学で夜勤以外の雰囲気も見る
  7. まとめ:介護職の夜勤は月何回かより、自分に合う回数と体制で選ぶ

介護職の夜勤は月何回くらいが目安なのか

一般的には月4〜6回前後が多い

介護職の夜勤回数は、入所施設で働く場合、月4〜6回前後がひとつの目安になります。

たとえば、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなどの入所系施設では、24時間体制で利用者さんを支える必要があります。そのため、早番、日勤、遅番、夜勤を組み合わせたシフトになることが多いです。

正社員の場合は、月に数回の夜勤がシフトに組み込まれる職場が少なくありません。月4回であれば週1回程度、月5〜6回であれば週1回以上のペースで夜勤に入るイメージです。

ただし、これはあくまで目安です。施設の定員、夜勤者の人数、職員の欠員状況、勤務時間の長さによって変わります。

目安

介護職の夜勤は、入所施設では月4〜6回前後がひとつの目安です。
ただし、職場によって夜勤時間や負担は大きく違うため、回数だけで判断しないことが大切です。

月4回でも楽とは限らない

「月4回なら少ないから楽そう」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、介護職の夜勤は、回数が少なければ必ず楽というわけではありません。夜勤1回あたりの勤務時間が長い場合、1回の負担が大きくなります。

たとえば、夕方から翌朝まで働く16時間夜勤の場合、1回の夜勤で長時間の見守り、排泄介助、ナースコール対応、巡視、記録、起床介助などを行うことがあります。仮眠時間があっても、コール対応や急変対応が重なると、十分に休めない場合もあります。

月4回でも、夜勤中に一人で広いフロアを担当する職場や、利用者さんの介護度が高い職場では、かなり疲れを感じることがあります。

大切なのは、**「月何回か」だけでなく「1回の夜勤がどれくらい大変か」**を見ることです。

月6回を超えると生活リズムに影響しやすい

夜勤が月6回を超えてくると、人によっては生活リズムの乱れを感じやすくなります。

夜勤明けは眠気やだるさが残りやすく、帰宅後に寝ても疲れが抜けないことがあります。さらに、夜勤の前日は緊張して眠れなかったり、夜勤明けの翌日も体が重かったりすることもあります。

月6回以上の夜勤があると、単純に夜勤当日だけでなく、夜勤前後の時間も生活に影響しやすくなります。

特に、次のような人は負担を感じやすいです。

・睡眠が浅い人
・夜勤明けにうまく眠れない人
・家庭や育児との両立がある人
・体力に不安がある人
・夜勤中の緊張が強い人
・急変対応や一人夜勤に不安がある人

夜勤の回数が多い職場を選ぶ場合は、自分の体力や生活リズムに合うかを慎重に考える必要があります。

夜勤専従は月8回以上になることもある

夜勤専従として働く場合は、通常の正社員より夜勤回数が多くなることがあります。

夜勤専従は、日勤に入らず夜勤中心で働くスタイルです。夜勤手当がつくため収入を増やしやすい一方で、生活リズムは夜型になりやすくなります。

施設や勤務時間によっては、月8回以上夜勤に入るケースもあります。夜勤専従は「効率よく稼げる」と感じる人もいますが、誰にでも合う働き方ではありません。

特に未経験者の場合、介護業務や利用者さんの状態を十分に理解しないまま夜勤中心になると、不安が強くなりやすいです。最初から夜勤専従を選ぶ場合は、研修や同行夜勤の有無を必ず確認したほうが安心です。

夜勤回数が職場によって変わる理由

施設の種類によって夜勤の役割が違う

介護職の夜勤回数は、施設の種類によって変わります。

入所系施設では、利用者さんが施設で生活しているため、夜間も職員の配置が必要です。特養や老健、有料老人ホーム、グループホームなどでは夜勤が発生しやすくなります。

一方で、デイサービスのような通所系サービスでは、基本的に日中のサービスが中心です。そのため、夜勤がない働き方もあります。

同じ介護職でも、働く場所によって夜勤の有無や回数は大きく変わります。

職場の種類夜勤の有無回数の傾向
特別養護老人ホームあり月4〜6回前後になりやすい
有料老人ホームあり施設規模や人員配置で差が出る
介護老人保健施設あり医療職との連携も多い
グループホームあり少人数だが一人夜勤の場合もある
デイサービス基本なし日勤中心で働きやすい
訪問介護原則日中中心事業所によって夜間対応あり

夜勤を避けたい人や、まずは日勤で介護に慣れたい人は、施設形態から選ぶことも大切です。

2交代制か3交代制かで負担が変わる

夜勤の回数や負担は、勤務体制によっても違います。

介護施設では、2交代制と3交代制があります。2交代制は、日勤と夜勤を大きく分ける働き方です。夜勤時間が長くなりやすく、夕方から翌朝まで勤務するケースがあります。

3交代制は、日勤、準夜勤、深夜勤のように時間を分ける働き方です。1回あたりの勤務時間は短くなりやすいですが、勤務時間帯が細かく変わるため、生活リズムが整えにくいと感じる人もいます。

勤務体制特徴注意点
2交代制夜勤1回が長いことが多い1回の疲労が大きくなりやすい
3交代制1回の勤務時間は短めになりやすい出勤回数や時間帯の変化が負担になることがある
夜勤専従夜勤中心で働く生活リズムが夜型になりやすい

求人を見るときは、「夜勤月◯回」だけでなく、夜勤の勤務時間が何時から何時までかを確認しましょう。

人手不足の職場では夜勤が増えやすい

同じ施設でも、人員に余裕があるかどうかで夜勤回数は変わります。

職員が足りない職場では、特定の職員に夜勤が偏ることがあります。求人には「夜勤月4回程度」と書かれていても、実際には欠員や急な休みのカバーで月6回以上になる場合もあります。

もちろん、どの職場でも一時的にシフト調整が必要になることはあります。しかし、慢性的に夜勤が多い職場では、疲労がたまりやすくなります。

次のような職場は注意が必要です。

・求人に夜勤回数が明記されていない
・面接で夜勤回数を聞いても曖昧にされる
・常に求人が出ている
・職員の入れ替わりが多い
・夜勤明けの翌日に勤務が入りやすい
・急なシフト変更が多い

夜勤が多いこと自体が悪いわけではありません。問題は、本人の希望や体調を考えずに夜勤が増えていくことです。

夜勤者の人数でも大変さは変わる

夜勤の負担は、夜勤者が何人いるかによっても大きく変わります。

同じ月5回でも、夜勤者が複数いる職場と、一人で対応する職場では安心感が違います。夜間は看護師が常駐している施設もあれば、オンコール対応の施設もあります。

夜勤中は、次のような対応が発生することがあります。

・定時の巡視
・排泄介助
・体位交換
・ナースコール対応
・不眠や不穏への対応
・転倒リスクのある利用者さんの見守り
・急変時の連絡
・記録業務
・早朝の起床介助

一人夜勤の場合、判断に迷う場面で不安を感じやすくなります。未経験者や経験が浅い人は、最初から一人夜勤を任される職場より、同行やサポート体制がある職場のほうが安心です。

月何回なら無理なく働きやすいのか

未経験なら最初は少なめから慣れるほうが安心

介護職が未経験の場合、最初から夜勤回数が多い職場は慎重に考えたほうがよいです。

夜勤は、日勤業務を理解してから入ったほうが安心です。利用者さんの普段の様子、食事量、排泄リズム、移乗時の注意点、認知症の症状、夜間に起きやすい行動などを知っておくことで、夜勤中の判断がしやすくなります。

未経験のうちは、まず日勤や遅番で利用者さんの状態を覚え、介護技術に慣れてから夜勤に入る流れのほうが負担を減らしやすいです。

夜勤開始時期については、職場によって違います。入職してすぐ夜勤に入る職場もあれば、数か月は日勤で慣れてから夜勤に入る職場もあります。

未経験者が確認したいこと

「未経験の場合、夜勤はいつ頃から始まりますか?」
「最初の夜勤は同行がありますか?」
「独り立ちまで何回くらい一緒に入ってもらえますか?」
「夜勤中に判断に迷った場合、誰に連絡できますか?」

この質問に具体的に答えてくれる職場は、教育体制を確認しやすい職場です。

月4回前後は生活とのバランスを取りやすい

夜勤に慣れている介護職の場合、月4回前後であれば、生活とのバランスを取りやすいと感じる人もいます。

週1回程度の夜勤であれば、夜勤手当によって収入を上げながら、休みや日勤とのバランスも取りやすい場合があります。もちろん、夜勤の長さや業務量によって負担は変わりますが、極端に多すぎる回数ではありません。

ただし、月4回でも夜勤明けの使い方によって疲れ方は変わります。夜勤明けに予定を詰め込みすぎると、疲労が抜けにくくなります。

夜勤明けは、次のように体を休める意識も大切です。

・帰宅後に短時間でも睡眠を取る
・カフェインを取りすぎない
・夜勤明けに無理な予定を入れすぎない
・食事を抜かず、消化のよいものを取る
・次の勤務までに生活リズムを戻す

夜勤は「勤務が終わったら終わり」ではなく、回復時間も含めて考える必要があります。

月5〜6回は人によって負担が分かれやすい

月5〜6回の夜勤は、介護職では珍しくない回数です。ただし、負担に感じるかどうかは人によって分かれます。

夜勤に慣れていて、夜勤明けにしっかり眠れる人であれば、月5〜6回でも働ける場合があります。一方で、夜勤明けに眠れない人、日中の予定が多い人、家庭との両立がある人にとっては、かなり疲れやすい回数になることもあります。

特に、夜勤入り、夜勤明け、休みの流れが不安定な職場では、疲労がたまりやすくなります。

たとえば、夜勤明けの翌日が必ず休みになる職場と、夜勤明けの次の日に早番が入ることがある職場では、負担が違います。

月5〜6回の夜勤がある求人を見るときは、次の点を確認しましょう。

確認項目見るポイント
夜勤明けの扱い明けの翌日は休みになりやすいか
休憩・仮眠実際に取れる環境があるか
夜勤人数一人夜勤か複数体制か
緊急時対応看護師や管理者へ連絡できるか
シフトの偏り特定の職員に夜勤が集中していないか

「月5回なら普通」と考えるだけでなく、自分の生活に合うかを確認することが大切です。

月7回以上は慎重に判断したい

月7回以上の夜勤がある場合は、慎重に判断したほうがよいです。

夜勤回数が多いと、夜勤手当によって収入は増えやすくなります。しかし、睡眠不足、疲労、生活リズムの乱れが出やすくなる可能性もあります。

特に、夜勤後に疲れが取れない状態が続く場合は注意が必要です。

・休みの日も寝て終わってしまう
・日中に強い眠気がある
・食欲が乱れる
・イライラしやすくなる
・ミスが増える
・利用者さんへの対応に余裕がなくなる
・出勤前から強い不安がある

このような状態が続く場合は、夜勤回数が自分に合っていない可能性があります。無理を続ける前に、上司に相談して回数を調整できるか確認しましょう。

注意

夜勤回数が多いほど稼ぎやすい面はあります。
ただし、体調や生活リズムを崩してしまうと、長く働き続けることが難しくなります。
収入だけでなく、回復できるシフトかどうかも確認しましょう。

夜勤回数だけで求人を判断しないほうがよい理由

同じ月5回でも勤務時間が違う

求人票に「夜勤月5回」と書かれていても、職場によって勤務時間は違います。

たとえば、16時間夜勤の月5回と、8時間夜勤の月5回では、体への負担が違います。休憩時間や仮眠時間の取りやすさも職場によって差があります。

求人を見るときは、次のような表記を確認しましょう。

・夜勤の開始時間
・夜勤の終了時間
・休憩時間
・仮眠の有無
・夜勤明けの勤務扱い
・夜勤手当の金額
・夜勤開始時期
・夜勤の平均回数

「夜勤あり」とだけ書かれている求人は、具体的な働き方が見えにくいです。応募前や面接時に確認したほうが安心です。

休憩や仮眠が取れるかで疲れ方が変わる

介護職の夜勤では、休憩や仮眠が設定されていても、実際にどれくらい取れるかは職場によって違います。

利用者さんの状態が落ち着いている日もあれば、ナースコールが続く日、転倒リスクが高い利用者さんの見守りが必要な日、不穏が強い日もあります。

夜勤中に全く休めない状態が続くと、疲労がたまりやすくなります。特に一人夜勤の場合、休憩中でもコール対応が必要になることがあります。

面接では、休憩時間の有無だけでなく、**「実際に仮眠を取れる環境があるか」**を確認しましょう。

面接で聞きたい質問

「夜勤中の休憩や仮眠はどのように取っていますか?」
「夜勤は一人ですか、複数名体制ですか?」
「夜間に急変があった場合の連絡体制を教えていただけますか?」
「夜勤明けの翌日は休みになることが多いですか?」

聞きにくいと感じるかもしれませんが、夜勤を無理なく続けるためには大切な確認です。

夜勤手当が高くても負担が大きい場合がある

夜勤がある介護職は、夜勤手当によって収入が増えやすいです。そのため、「夜勤が多いほうが稼げる」と考える人もいます。

確かに、夜勤手当は収入面で大きな要素です。月4回と月6回では、手当の分だけ月収に差が出ることがあります。

しかし、夜勤手当だけで職場を選ぶと、あとから負担を感じることがあります。

たとえば、夜勤手当が高くても、次のような職場では注意が必要です。

・夜勤者が少なすぎる
・休憩が取りにくい
・利用者さんの介護度が高い
・急変対応を一人で抱えやすい
・夜勤明けの翌日に十分休めない
・教育が不十分なまま夜勤に入る

夜勤手当は大切ですが、手当の金額と働きやすさは必ずしも比例しません。収入と負担のバランスを見て判断しましょう。

夜勤の多さは人間関係にも影響することがある

夜勤回数が多い職場では、職員同士のシフト調整が難しくなることがあります。

特定の人に夜勤が偏ったり、希望休が通りにくかったりすると、不公平感が生まれやすくなります。また、夜勤明けで疲れている状態が続くと、職員同士のコミュニケーションにも余裕がなくなることがあります。

介護の現場では、日勤と夜勤の連携も大切です。夜勤者が日中の情報を十分に把握できていないと、申し送りで困ることもあります。

夜勤が多い職場を選ぶ場合は、夜勤回数だけでなく、シフトの組み方や職員同士の協力体制も見ておきましょう。

夜勤が多い職場で起こりやすい負担

睡眠リズムが乱れやすくなる

夜勤の大きな負担は、睡眠リズムが乱れやすいことです。

夜に働き、朝に帰宅して眠る生活は、体にとって負担になりやすい働き方です。夜勤明けに眠ろうとしても、外が明るい、家族の生活音がある、用事があるなどの理由で十分に眠れないこともあります。

睡眠不足が続くと、集中力が落ちやすくなります。介護職は、移乗介助や排泄介助、服薬確認、見守りなど、安全に関わる場面が多い仕事です。疲労がたまると、ミスや事故のリスクにもつながりやすくなります。

眠れない状態が続く場合は、「自分の努力不足」と考えず、シフトや夜勤回数が合っているか見直すことも大切です。

夜勤明けの疲れが抜けにくくなる

夜勤が続くと、休みの日に疲れを取るだけで終わってしまうことがあります。

特に月6回以上夜勤があると、夜勤入り、夜勤明け、休みのリズムが繰り返され、自由な時間が少なく感じることがあります。夜勤手当で収入が増えても、生活の満足感が下がってしまう人もいます。

夜勤明けに無理をすると、次の勤務にも影響します。

・夜勤明けに長時間外出する
・寝不足のまま予定を入れる
・食事や水分を取らない
・すぐに生活リズムを戻そうとして無理をする
・疲れているのに家事や用事を詰め込む

夜勤を続けるには、働き方だけでなく、休み方も大切です。

利用者さんへの対応に余裕がなくなることがある

夜勤中は、少ない職員で多くの利用者さんを見守ることが多いです。

夜間は利用者さんも不安になりやすく、ナースコールが増えたり、眠れずに起きてこられたり、トイレの訴えが重なったりすることがあります。認知症のある利用者さんの場合、帰宅願望や不穏が出ることもあります。

職員自身が疲れていると、声かけに余裕がなくなることがあります。本来なら落ち着いて対応できる場面でも、焦りやイライラが出てしまうことがあります。

介護職として大切なのは、利用者さんの尊厳と安全を守ることです。そのためにも、自分が無理をしすぎない働き方を選ぶことは重要です。

大切な視点

夜勤を頑張ることは大切ですが、無理を続けることがよい介護につながるとは限りません。
自分の体調を守ることも、利用者さんに安全なケアを提供するために必要です。

体調不良が続く場合は相談が必要

夜勤が合うかどうかは、人によって違います。夜勤に慣れて問題なく働ける人もいれば、どうしても体調を崩しやすい人もいます。

次のような状態が続く場合は、早めに相談したほうがよいです。

・夜勤前に強い不安がある
・夜勤明けに眠れない
・頭痛や胃の不調が増えた
・疲れが取れない
・仕事中にぼんやりする
・ミスが増えた
・気分の落ち込みが続く

体調に不安がある場合は、職場の上司に夜勤回数の調整を相談しましょう。必要に応じて、医師などの専門家に相談することも大切です。

夜勤が合わないからといって、介護職そのものが向いていないとは限りません。日勤のみ、デイサービス、訪問介護、パート勤務など、別の働き方が合う場合もあります。

無理なく働ける夜勤あり職場の選び方

求人票では夜勤回数の書き方を見る

夜勤ありの求人を見るときは、夜勤回数の書き方に注目しましょう。

「夜勤月4回程度」「夜勤月5回程度」と具体的に書かれている求人は、ある程度イメージしやすいです。一方で、「夜勤あり」「シフト制」とだけ書かれている場合は、実際の回数がわかりにくいです。

求人票では、次の項目を確認しましょう。

応募前チェックリスト

□ 夜勤回数の目安が書かれているか
□ 夜勤の勤務時間が明記されているか
□ 夜勤手当の金額がわかるか
□ 休憩・仮眠時間が書かれているか
□ 夜勤開始時期について説明があるか
□ 未経験者への同行夜勤があるか
□ 夜勤明けの翌日の扱いを確認できるか

求人票だけでわからない部分は、面接で確認して問題ありません。むしろ、夜勤について具体的に確認することは、長く働くために大切です。

面接では平均回数と最大回数を聞く

面接では、「夜勤は月何回ですか?」だけでなく、平均回数と最大回数を確認するとよいです。

平均は月4回でも、人手不足の時期には月6回になることがあるかもしれません。職員の休職や退職が重なると、一時的に夜勤が増える場合もあります。

次のように聞くと、実際の働き方が見えやすくなります。

・夜勤は平均で月何回くらいですか?
・多い月は何回くらいになりますか?
・夜勤回数の希望は相談できますか?
・夜勤が難しい月は調整できますか?
・夜勤に入る職員は固定されていますか?
・夜勤明けの翌日は休みになることが多いですか?

「だいたいです」「その時によります」だけで詳しく説明がない場合は、少し注意して見たほうがよいです。職場側も忙しい中で調整しているため、完全に固定できないことはありますが、基本的な考え方は確認しておきたいところです。

未経験者は夜勤開始までの流れを確認する

未経験から介護職を始める場合、夜勤開始までの流れは特に大切です。

入職してすぐに夜勤へ入る職場では、利用者さんの状態を十分に覚えられないまま夜間対応をすることになり、不安が強くなりやすいです。

安心しやすい職場では、次のような流れがあることが多いです。

・日勤で基本業務を覚える
・早番や遅番で生活リズムを知る
・利用者さんごとの注意点を学ぶ
・先輩職員と一緒に夜勤へ入る
・数回の同行夜勤後に独り立ちする
・独り立ち後も相談できる体制がある

未経験者にとって、夜勤は緊張しやすい業務です。最初から完璧にできなくて当然です。だからこそ、教育体制がある職場を選ぶことが大切です。

職場見学で夜勤以外の雰囲気も見る

夜勤の働きやすさは、夜勤中だけで決まるわけではありません。

日勤帯の職員の雰囲気、申し送りの丁寧さ、利用者さんへの声かけ、記録の方法、職員同士の連携なども、夜勤の働きやすさにつながります。

職場見学ができる場合は、次の点を見ておきましょう。

・職員が利用者さんに落ち着いて声をかけているか
・忙しそうでも質問しやすい雰囲気があるか
・申し送りや記録が整理されているか
・フロアが極端にバタバタしていないか
・職員同士が協力しているか
・新人への説明が丁寧か

夜勤は少人数で働くため、日中の情報共有がとても重要です。日勤帯の雰囲気が悪い職場では、夜勤でも不安を抱えやすくなることがあります。

まとめ:介護職の夜勤は月何回かより、自分に合う回数と体制で選ぶ

介護職の夜勤は、入所施設では月4〜6回前後がひとつの目安です。ただし、夜勤回数は施設の種類、勤務体制、人員配置、雇用形態によって大きく変わります。

月4回でも夜勤時間が長く休憩が取りにくければ負担は大きくなります。反対に、月5回でも複数名体制で休憩が取りやすく、夜勤明けの休みが確保されていれば働きやすい場合もあります。

大切なのは、「夜勤は月何回が普通か」だけで判断しないことです。自分の体力、生活リズム、家庭の事情、経験年数に合う働き方かどうかを確認しましょう。

この記事のまとめ

・介護職の夜勤は月4〜6回前後がひとつの目安
・夜勤回数は施設形態や勤務体制、人員配置で変わる
・月6回以上になると生活リズムへの影響を感じる人もいる
・夜勤回数だけでなく、勤務時間、休憩、仮眠、夜勤人数を見ることが大切
・未経験者は夜勤開始時期と同行夜勤の有無を確認したほうが安心
・夜勤が合わない場合は、日勤のみや別の施設形態を選ぶ方法もある

夜勤は、介護職の収入を支える大きな要素になる一方で、体への負担もある働き方です。

「夜勤ができないと介護職は無理」と考える必要はありません。夜勤ありの職場が合う人もいれば、日勤中心の職場で力を発揮しやすい人もいます。

求人を見るときは、月何回という数字だけでなく、実際に無理なく働けるシフトかどうかを確認しましょう。自分に合う夜勤回数と職場環境を選ぶことが、介護職を長く続けるための大切なポイントです。

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