介護職は日勤のみでも働ける?夜勤なし求人の探し方と職場選びの注意点を解説

介護施設を背景に、求人探しを連想させるスマートフォンと虫眼鏡が置かれた日勤のみ勤務の選択を表すイラスト 3-4.日勤のみ・夜勤専従

介護職に興味があっても、夜勤がある働き方に不安を感じる人は少なくありません。

「家庭の事情で夜は働けない」「体力的に夜勤は避けたい」「生活リズムを崩したくない」など、日勤のみで働きたい理由は人によってさまざまです。

結論からいうと、介護職は日勤のみでも働ける職場があります。ただし、すべての介護施設で夜勤なしの働き方ができるわけではなく、職場の種類や雇用形態、仕事内容によって働きやすさは大きく変わります。

この記事では、介護職で日勤のみの求人を探すときに知っておきたい働き方、夜勤なしで働きやすい職場、応募前に確認すべき注意点をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

・介護職は日勤のみでも働けるのか
・夜勤なしで働きやすい介護職の職場
・日勤のみ求人で任されやすい仕事内容
・日勤のみ介護職のメリットと注意点
・求人票で確認すべきポイント
・無理なく続けられる職場選びの考え方

  1. 介護職は日勤のみでも働けるのか
    1. 日勤のみの介護求人は実際にある
    2. 正社員でも日勤のみで働ける場合がある
    3. 「日勤のみ」と「夜勤なし」は少し意味が違うこともある
    4. 施設によって日勤の忙しさは大きく違う
  2. 日勤のみで働きやすい介護職の職場
    1. デイサービスは夜勤なし求人を探しやすい
    2. 訪問介護は勤務時間を調整しやすい場合がある
    3. 入居型施設でも日勤専従なら夜勤なしで働けることがある
    4. クリニック併設やリハビリ系施設も候補になる
  3. 日勤のみ介護職のメリットと注意点
    1. 生活リズムを整えやすい
    2. 夜勤手当がない分、収入は下がる場合がある
    3. 日勤帯は業務が集中しやすい
    4. 人間関係は日勤帯のほうが見えやすい
  4. 夜勤なし求人を探すときに見るべきポイント
    1. 求人票の「勤務時間」を具体的に確認する
    2. 「夜勤なし相談可」は慎重に見る
    3. 仕事内容が自分に合っているかを見る
    4. 残業や休日の条件も見落とさない
  5. 未経験者が日勤のみで働くときの不安と向き合い方
    1. 最初から全部できなくてもよい
    2. 日勤のみでも身体介護は避けられないことがある
    3. 教育体制がある職場を選ぶと不安を減らしやすい
    4. 合わないと感じたら働き方を見直してもよい
  6. 日勤のみの介護職で後悔しない職場選び
    1. 自分が譲れない条件を先に決める
    2. 職場見学では利用者さんへの接し方を見る
    3. 面接では夜勤の有無だけでなく教育体制も聞く
    4. 求人の条件が良すぎる場合は理由を確認する
  7. 介護職の日勤のみは無理なく続けるための選択肢になる
    1. 夜勤ができないことは弱みではない
    2. 日勤のみでも介護の経験は積める
    3. 収入を上げたいなら資格や働き方も考える
    4. 自分に合う職場なら日勤のみでも長く続けやすい

介護職は日勤のみでも働けるのか

日勤のみの介護求人は実際にある

介護職というと、早番・日勤・遅番・夜勤を交代で行うシフト制をイメージする人が多いかもしれません。たしかに、入居型施設では24時間体制で利用者さんの生活を支えるため、夜勤が必要になる職場も多いです。

しかし、介護職のすべてが夜勤ありというわけではありません。デイサービスやデイケア、訪問介護、日中のみの通所系サービスなどでは、日勤のみで働ける求人もあります。

また、有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの入居型施設でも、パートや派遣、日勤専従の正社員として、夜勤なしで募集している場合があります。

つまり、介護職で日勤のみを希望すること自体は珍しいことではありません。大切なのは、「介護職=必ず夜勤がある」と決めつけず、求人の条件を丁寧に確認することです。

正社員でも日勤のみで働ける場合がある

日勤のみというと、パートや派遣の働き方を思い浮かべる人もいるかもしれません。実際、日勤のみ求人はパートや派遣に多い傾向があります。

ただし、正社員でも日勤のみで働ける職場はあります。たとえば、デイサービスの介護職員、訪問介護事業所のヘルパー、日勤専従の介護職員などです。

一方で、入居型施設の正社員では、夜勤を含めたシフト勤務が前提になっていることも多くあります。そのため、求人票に「日勤のみ可」「夜勤なし相談可」と書かれていても、実際には人員状況によって夜勤を打診される可能性もあります。

確認ポイント

正社員で日勤のみを希望する場合は、応募前や面接時に「将来的にも夜勤なしで働けるのか」を確認しておくことが大切です。

「日勤のみ」と「夜勤なし」は少し意味が違うこともある

求人票では「日勤のみ」「夜勤なし」「日勤常勤」「日勤専従」など、似たような表現が使われることがあります。

ただ、職場によって意味が少し違う場合があります。

表現確認したい意味
日勤のみ夜勤がない勤務か、早番・遅番も含むのか
夜勤なし夜勤はないが、早番や遅番はあるのか
日勤常勤正社員扱いで日中勤務が中心か
日勤専従日中の時間帯だけを専門に担当するのか
夜勤なし相談可本当に夜勤なしで採用されるのか

たとえば「夜勤なし」と書かれていても、朝7時からの早番や、夜20時までの遅番が含まれる場合があります。家庭の事情や体力面で働ける時間が限られている人は、勤務時間の幅まで確認しておきましょう。

施設によって日勤の忙しさは大きく違う

日勤のみは夜勤がない分、楽そうに見えるかもしれません。しかし、日勤帯は利用者さんが起きて活動している時間です。

食事介助、排泄介助、入浴介助、レクリエーション、送迎、記録、申し送りなど、日中ならではの業務が多くあります。

特に入浴介助がある職場では、午前中から昼過ぎにかけて忙しくなりやすいです。デイサービスでは送迎やレクリエーションの準備、訪問介護では移動時間や訪問先ごとの対応もあります。

**日勤のみ=負担が少ないとは限りません。**夜勤がない安心感はありますが、日中の業務量や職場の人員体制も合わせて見る必要があります。

日勤のみで働きやすい介護職の職場

デイサービスは夜勤なし求人を探しやすい

日勤のみで働きたい人がまず検討しやすいのがデイサービスです。

デイサービスは、利用者さんが日中に施設へ通い、食事・入浴・機能訓練・レクリエーションなどを受けるサービスです。基本的に利用者さんは夕方には自宅へ帰るため、夜勤はありません。

仕事内容としては、以下のような業務があります。

・送迎または送迎補助
・入浴介助
・食事介助
・排泄介助
・レクリエーションの準備や進行
・利用者さんとの会話や見守り
・記録業務

デイサービスは、生活リズムを整えやすい反面、レクリエーションや送迎対応があるため、人前で話すことやコミュニケーションが苦手な人には負担に感じることもあります。

また、入浴介助が多い施設では午前中がかなり忙しくなることもあります。応募前には、1日の利用者数や入浴介助の人数、送迎業務の有無を確認しておくと安心です。

訪問介護は勤務時間を調整しやすい場合がある

訪問介護も、日勤のみで働きやすい介護職の一つです。

訪問介護では、利用者さんの自宅を訪問し、身体介護や生活援助を行います。身体介護には排泄介助、入浴介助、更衣介助、食事介助などがあり、生活援助には掃除、洗濯、調理、買い物などがあります。

訪問介護は、パートであれば「午前だけ」「週数日だけ」など、比較的勤務時間を調整しやすい場合があります。家庭と両立したい人や、短時間から介護職を始めたい人には選択肢になりやすい働き方です。

ただし、訪問介護は一人で利用者さんの自宅に行く場面が多くなります。未経験の場合、最初から一人対応になる職場では不安が大きくなりやすいです。

応募前に聞きたいこと

「未経験の場合、最初は同行訪問がありますか?」
「一人で訪問するまでに、どのくらい研修がありますか?」
「困ったときにすぐ相談できる体制はありますか?」

訪問介護を選ぶ場合は、同行期間や緊急時の相談体制を必ず確認しましょう。

入居型施設でも日勤専従なら夜勤なしで働けることがある

特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅などの入居型施設は、基本的に24時間体制です。そのため、正社員は夜勤ありのシフトになることも多いです。

しかし、施設によっては日勤専従の介護職を募集していることがあります。特に、パートや派遣では「日勤のみ」「夜勤なし」で働ける求人が見つかることもあります。

入居型施設の日勤では、利用者さんの生活全体に関わることが多くなります。

・起床後の整容
・食事介助
・排泄介助
・入浴介助
・移乗介助
・居室の環境整備
・レクリエーションや見守り
・記録や申し送り

入居型施設は、利用者さんの介護度が高い場合もあります。その分、身体介護の経験は積みやすいですが、体力的な負担を感じる人もいます。

未経験から入居型施設の日勤のみで働く場合は、教育体制や人員配置、最初に任される業務を確認しておくことが大切です。

クリニック併設やリハビリ系施設も候補になる

介護職の日勤のみ求人には、デイケアやリハビリ特化型デイサービス、クリニック併設の介護サービスなどもあります。

リハビリ特化型の施設では、入浴や食事の介助が少ない場合もあり、運動補助や見守り、送迎などが中心になることがあります。ただし、施設によって業務内容は大きく違います。

「身体介護が少なそう」と思って応募しても、実際には排泄介助や移乗介助がある場合もあります。反対に、介護度が比較的軽めの利用者さんが多く、未経験でも入りやすい職場もあります。

施設名やサービス名だけで判断せず、実際の仕事内容を確認することが大切です。

日勤のみ介護職のメリットと注意点

生活リズムを整えやすい

日勤のみで働く大きなメリットは、生活リズムを整えやすいことです。

夜勤がある働き方では、睡眠時間が不規則になったり、休日に疲れが残ったりすることがあります。夜勤手当で収入が増える一方で、体調管理が難しいと感じる人もいます。

日勤のみであれば、朝起きて夕方から夜に帰る生活になりやすく、家族との時間や自分の時間を確保しやすくなります。

特に、子育て中の人、家族の介護をしている人、体調面に不安がある人にとっては、夜勤なしの働き方は現実的な選択肢になります。

ただし、日勤のみでも早番や遅番がある職場では、勤務時間が一定にならないこともあります。生活リズムを重視するなら、勤務開始時間と終了時間を具体的に確認しましょう。

夜勤手当がない分、収入は下がる場合がある

日勤のみで働く場合、夜勤手当がつかないため、夜勤ありの職員より収入が低くなることがあります。

介護職の給与は、基本給や資格手当、処遇改善手当、夜勤手当などで構成されることが多いです。夜勤ありの正社員では、月に数回の夜勤手当が収入に大きく影響する場合があります。

そのため、日勤のみで働きたい場合は、月収だけでなく、年収や賞与、手当、昇給の有無も確認することが大切です。

確認する項目見るポイント
基本給夜勤なしでも生活できる金額か
手当資格手当や処遇改善手当があるか
賞与ボーナスの有無や実績
昇給長く働いたときに収入が上がるか
勤務日数週何日・月何日働けるか

「夜勤なしだから収入が低いのは仕方ない」とすぐに諦める必要はありません。資格取得や経験、職場選びによって、日勤のみでも安定して働ける場合があります。

日勤帯は業務が集中しやすい

日勤のみの介護職は、夜勤がない分、体力的に楽そうに見えることがあります。

しかし、日勤帯は業務が集中しやすい時間でもあります。利用者さんの起床後から夕方までは、食事、排泄、入浴、移動、レクリエーション、面会対応、記録などが続きます。

特に午前中は、入浴介助や排泄介助、食事準備などが重なりやすく、慣れるまでは忙しさを強く感じるかもしれません。

日勤のみで働く場合でも、以下のような場面では体力を使います。

・利用者さんの移乗介助
・入浴時の洗身や着脱介助
・トイレ誘導やおむつ交換
・車いす移動の介助
・立ち座りのサポート
・長時間の立ち仕事

身体介護では、利用者さんの安全と尊厳を守ることが大切です。無理な介助は、利用者さんにも職員にも負担になります。わからないことは自己判断せず、上司や先輩職員、看護師、リハビリ職などに確認しましょう。

人間関係は日勤帯のほうが見えやすい

日勤帯は職員数が多く、看護師、介護職、相談員、リハビリ職、事務職など、さまざまな職種と関わることがあります。

そのため、質問しやすい環境であれば安心して働きやすい一方で、人間関係の負担を感じることもあります。

特に未経験者は、業務の進め方や利用者さんごとの対応を覚えるまでに時間がかかります。そのときに、質問しづらい雰囲気の職場だと、必要以上に緊張してしまうことがあります。

日勤のみ求人を探すときは、勤務時間や給与だけでなく、職場見学で職員同士の雰囲気を見ることも大切です。

見学で見たいポイント

□ 職員が利用者さんに丁寧な声かけをしているか
□ 新人らしき職員が質問できているか
□ 忙しい時間帯でも強い口調が目立たないか
□ 職員同士の連携が取れているか
□ 利用者さんの前で雑な対応をしていないか

夜勤なし求人を探すときに見るべきポイント

求人票の「勤務時間」を具体的に確認する

介護職の日勤のみ求人を探すときは、まず勤務時間を確認しましょう。

求人票に「日勤のみ」と書かれていても、実際の勤務時間が複数ある場合があります。

たとえば、以下のようなパターンです。

・8:30〜17:30のみ
・7:00〜16:00、8:30〜17:30、10:00〜19:00のシフト制
・9:00〜18:00だが残業あり
・短時間パートで午前のみ、午後のみ可
・土日祝の勤務あり

「夜勤なし」でも、早朝勤務や遅めの勤務があると、家庭や生活リズムに合わないことがあります。

面接では、「日勤のみと記載がありますが、勤務時間は固定でしょうか」「早番や遅番に入る可能性はありますか」と確認しておくと安心です。

「夜勤なし相談可」は慎重に見る

求人票に「夜勤なし相談可」と書かれている場合は、注意が必要です。

相談可という表現は、必ず夜勤なしで働けるという意味ではないことがあります。人員状況や職場の方針によっては、入職後に夜勤をお願いされる可能性もあります。

もちろん、職場によっては本当に夜勤なしで調整してくれる場合もあります。ただ、曖昧なまま入職すると、後から「聞いていた話と違う」と感じやすくなります。

面接で確認したい質問

「夜勤なしでの採用は可能でしょうか?」
「入職後に夜勤をお願いされることはありますか?」
「日勤のみで働いている正社員の方はいますか?」
「家庭の事情で夜勤が難しい場合、長期的に日勤のみで働けますか?」

大切なのは、遠慮して曖昧にしないことです。働けない条件があるなら、応募前や面接時に正直に伝えたほうが、入職後のミスマッチを減らせます。

仕事内容が自分に合っているかを見る

日勤のみの介護職といっても、仕事内容は職場によって違います。

デイサービスでは送迎やレクリエーションが多く、入居型施設では身体介護が多くなる場合があります。訪問介護では一人で利用者さんの自宅に行くことがあり、責任の感じ方も違います。

自分に合う職場を選ぶには、「日勤のみかどうか」だけでなく、「どんな仕事をどのくらい行うのか」を確認することが大切です。

職場の種類日勤で多い業務確認したいこと
デイサービス送迎、入浴、レク、見守り送迎運転の有無、入浴人数
訪問介護生活援助、身体介護同行期間、一人訪問までの流れ
有料老人ホーム食事、排泄、入浴、移乗介護度、人員配置
特養身体介護、記録、見守り未経験への教育体制
デイケアリハビリ補助、介助、送迎医療職との連携内容

未経験者の場合、仕事内容を具体的に聞くのは失礼ではありません。むしろ、入職後に安全に働くために必要な確認です。

残業や休日の条件も見落とさない

日勤のみ求人を選ぶときは、夜勤の有無に目が行きやすいですが、残業や休日も重要です。

日勤のみでも、毎日のように残業がある職場では、家庭やプライベートとの両立が難しくなることがあります。また、デイサービスでも土曜や祝日に営業している施設はあります。

確認したいのは、以下のような点です。

・月の残業時間
・記録業務は勤務時間内に終わるか
・会議や研修は勤務後にあるか
・土日祝の勤務はあるか
・希望休は出せるか
・急な休みに対応してもらいやすいか

「夜勤なしだから働きやすい」と判断するのではなく、勤務時間・残業・休日をセットで見ることが大切です。

未経験者が日勤のみで働くときの不安と向き合い方

最初から全部できなくてもよい

未経験で介護職を始める場合、日勤のみでも覚えることは多くあります。

利用者さんの名前、介助方法、記録の書き方、物品の場所、職員の動き方、声かけの仕方など、最初は戸惑うことが自然です。

特に日勤帯は業務が多いため、周りが忙しそうに見えて質問しづらく感じることもあります。しかし、介護の仕事は自己判断で進めるほうが危険です。

わからないまま介助をすると、利用者さんの転倒やけがにつながる可能性があります。排泄介助、入浴介助、移乗介助など、不安がある業務は必ず確認しましょう。

覚えておきたい考え方

未経験者が最初から早く動けないのは当然です。
大切なのは、できないことを隠すことではなく、確認しながら安全に覚えていくことです。

日勤のみでも身体介護は避けられないことがある

「日勤のみなら身体介護が少ないのでは」と考える人もいるかもしれません。

しかし、日勤帯こそ身体介護が多い職場もあります。食事、トイレ、入浴、移動など、利用者さんの生活動作を支える場面が多いためです。

排泄介助や入浴介助に抵抗を感じる人もいます。これは未経験者にとって自然な不安です。最初から平気でできる人ばかりではありません。

ただし、介護職では利用者さんの尊厳を守る姿勢が大切です。恥ずかしさや不安を感じる場面でも、利用者さん本人はもっと不安や遠慮を感じている場合があります。

声かけを丁寧にする、肌の露出を必要最小限にする、同性介助の方針があるか確認するなど、職場のルールに沿って対応しましょう。

教育体制がある職場を選ぶと不安を減らしやすい

未経験者が日勤のみで働く場合、特に大切なのが教育体制です。

日勤帯は職員数が多い反面、忙しい時間も多いため、教える余裕が少ない職場では新人が放置されてしまうこともあります。

応募前には、次のような点を確認しましょう。

未経験者向けチェックリスト

□ 最初に担当する業務が決まっているか
□ 入浴介助や移乗介助は同行して教えてもらえるか
□ 記録の書き方を教えてもらえるか
□ 質問できる担当者が決まっているか
□ 独り立ちまでの目安があるか
□ 急に一人で任される業務がないか

未経験歓迎と書かれていても、教育体制が整っているとは限りません。「未経験歓迎」の言葉だけで判断せず、実際にどのように教えてもらえるのかを聞くことが大切です。

合わないと感じたら働き方を見直してもよい

日勤のみで介護職を始めても、「思ったより忙しい」「身体介護がつらい」「人間関係が合わない」と感じることがあります。

そのときに、自分だけを責める必要はありません。介護職は職場によって仕事内容や雰囲気が大きく違います。ある職場で合わなくても、別の職場や働き方なら続けられる場合があります。

たとえば、入浴介助が負担なら、入浴業務が少ない職場を探す方法があります。レクリエーションが苦手なら、入居型施設や訪問介護のほうが合う場合もあります。逆に身体介護が多い施設が合わない人でも、デイサービスでは働きやすいことがあります。

つらさが続く場合は、上司や派遣会社の担当者、信頼できる職員に相談しましょう。体調に影響が出ている場合は、無理を続けず、働き方の変更や転職も選択肢に入れてよいです。

日勤のみの介護職で後悔しない職場選び

自分が譲れない条件を先に決める

日勤のみの介護職を探すときは、求人を見る前に自分の条件を整理しておくと選びやすくなります。

たとえば、同じ日勤のみでも、働き方には違いがあります。

・正社員で安定して働きたい
・パートで家庭と両立したい
・派遣で条件を重視したい
・週3日から始めたい
・土日休みがよい
・残業が少ない職場がよい
・身体介護が少なめの職場がよい
・未経験でも丁寧に教えてくれる職場がよい

すべての条件を満たす職場を探すのは難しいかもしれません。だからこそ、「絶対に譲れない条件」と「できれば希望する条件」を分けておくことが大切です。

条件整理の例

絶対に譲れない条件:夜勤なし、17時台に退勤、未経験への研修あり
できれば希望する条件:土日休み、残業少なめ、自宅から近い、入浴介助少なめ

条件が整理できていると、求人票を見たときに迷いにくくなります。

職場見学では利用者さんへの接し方を見る

職場選びで大切なのは、求人票だけではわからない雰囲気を見ることです。

職場見学ができる場合は、施設のきれいさだけでなく、職員が利用者さんにどのように接しているかを見ましょう。

忙しい職場でも、利用者さんへの声かけが丁寧な施設はあります。反対に、設備がきれいでも、職員の口調がきつかったり、利用者さんへの対応が雑だったりする職場は注意が必要です。

見るポイントは、次のような部分です。

・利用者さんに名前で声をかけているか
・介助前に一言説明しているか
・職員同士が協力しているか
・新人や見学者への対応が丁寧か
・フロアが慌ただしすぎないか
・利用者さんが放置されていないか

介護の仕事では、利用者さんの尊厳を守る姿勢がとても大切です。職場の雰囲気は、長く働けるかどうかにも関わります。

面接では夜勤の有無だけでなく教育体制も聞く

日勤のみを希望する場合、面接では夜勤の有無を確認することが大切です。ただし、それだけでは十分ではありません。

未経験者や経験が浅い人は、教育体制についても必ず聞きましょう。

面接で聞きたい質問

「日勤のみで長く働いている職員さんはいますか?」
「未経験の場合、最初はどの業務から始めますか?」
「入浴介助や移乗介助は、どのように教えていただけますか?」
「独り立ちまでの目安はありますか?」
「記録業務は勤務時間内に行えますか?」
「残業は月にどのくらいありますか?」

質問をするときは、条件ばかり主張するのではなく、「安全に仕事を覚えたいので確認したい」という姿勢で聞くと伝わりやすいです。

介護職はチームで働く仕事です。わからないことを確認できる人のほうが、職場側にとっても安心して受け入れやすい場合があります。

求人の条件が良すぎる場合は理由を確認する

日勤のみ、未経験歓迎、高時給、残業なし、人間関係良好など、条件がとても良く見える求人もあります。

もちろん、本当に働きやすい職場もあります。ただし、条件だけで飛びつくのは注意が必要です。

求人条件が良い場合は、なぜ募集しているのか、どのような業務があるのかを確認しましょう。

たとえば、人手不足で日勤帯の業務量が多い、入浴介助の人数が多い、送迎運転が必須、職員の入れ替わりが多いなど、求人票だけではわからない事情がある場合もあります。

応募前に確認したいこと

□ 募集理由は増員か欠員補充か
□ 日勤帯の職員数は足りているか
□ 入浴介助は1日に何人くらい対応するか
□ 送迎業務や運転は必須か
□ 残業が発生しやすい時間帯はあるか
□ 未経験者の定着実績はあるか

条件が良い求人ほど、仕事内容とのバランスを見ることが大切です。

介護職の日勤のみは無理なく続けるための選択肢になる

夜勤ができないことは弱みではない

介護職で働くうえで、夜勤ができないことを気にする人もいます。

「夜勤ができないと採用されにくいのでは」「日勤のみだと迷惑になるのでは」と不安になるかもしれません。

たしかに、入居型施設では夜勤ができる職員を求めている場合があります。しかし、介護現場には日勤帯の人手も必要です。デイサービスや訪問介護のように、そもそも夜勤がない職場もあります。

夜勤ができないことは、必ずしも弱みではありません。自分の生活や体調に合った働き方を選ぶことは、長く働くために大切なことです。

無理に夜勤ありの職場を選んで体調を崩してしまうより、日勤のみで安定して働ける職場を探すほうが合っている人もいます。

日勤のみでも介護の経験は積める

日勤のみだと、介護職として経験が積みにくいのではと心配する人もいるかもしれません。

しかし、日勤帯でも介護の基本はしっかり学べます。食事介助、排泄介助、入浴介助、移乗介助、見守り、記録、利用者さんとの関わりなど、介護職として必要な経験は多くあります。

特に未経験者にとっては、日勤帯で先輩職員が多い時間に学べることは大きな安心材料になります。

夜勤では少人数で判断する場面もあるため、経験が浅いうちは不安が大きくなりやすいです。まずは日勤のみで介護の基本を覚え、慣れてから働き方を広げるという考え方もあります。

収入を上げたいなら資格や働き方も考える

日勤のみで働く場合、夜勤手当がない分、収入面に不安を感じることがあります。

その場合は、資格取得や雇用形態の見直しも選択肢になります。

介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士などの資格を取得すると、応募できる求人が増えたり、資格手当の対象になったりする場合があります。

また、パートより派遣のほうが時給が高い場合もありますし、デイサービスの正社員や訪問介護のサービス提供責任者など、日勤中心で収入を上げやすい働き方もあります。

ただし、資格を取れば必ず収入が大きく上がるとは限りません。職場ごとの手当や評価制度を確認することが大切です。

自分に合う職場なら日勤のみでも長く続けやすい

介護職を続けられるかどうかは、夜勤の有無だけで決まるわけではありません。

日勤のみでも、人員不足が強い職場や教育体制がない職場では負担が大きくなります。反対に、夜勤なしでも、質問しやすく、業務量が現実的で、利用者さんへの対応が丁寧な職場なら、長く働きやすくなります。

大切なのは、求人票の言葉だけで判断しないことです。

勤務時間、仕事内容、教育体制、人間関係、残業、休日、給与を合わせて見ながら、自分に合う職場を探しましょう。

この記事のまとめ

・介護職は日勤のみでも働ける求人がある
・デイサービス、訪問介護、日勤専従の施設求人は夜勤なしで探しやすい
・日勤のみでも入浴介助や排泄介助などの身体介護はある
・「夜勤なし相談可」は、実際に夜勤なしで働けるか確認が必要
・求人票では勤務時間、残業、仕事内容、教育体制を見ることが大切
・未経験者は、質問しやすく同行や研修がある職場を選ぶと安心しやすい

介護職の日勤のみは、家庭や体調、生活リズムを大切にしながら働きたい人にとって現実的な選択肢です。

ただし、夜勤がないからといって必ず楽な仕事とは限りません。日勤帯には日勤帯の忙しさがあり、職場によって仕事内容も大きく変わります。

自分に合う職場を選ぶためには、「日勤のみ」という条件だけでなく、どのような利用者さんを支えるのか、どの業務を担当するのか、どのように教えてもらえるのかを確認することが大切です。

無理に夜勤ありの働き方を選ばなくても、介護職として働く道はあります。焦らず、自分が続けやすい働き方を基準に職場を選んでいきましょう。

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